常々思っていることがあります。
それは、「島に行きたい」です。
普段山の上に住んでいるので、全く環境の違う島に憧れるみたいです。(笑)
遠くの島は無理ですが、船で数十分で行けるような島に行きたいといつも思っています。
調べてみるとあるんですね。沢山!
福岡県だけで相ノ島、藍之島、馬島、大島、沖ノ島、小呂島、勝島、玄海島、志賀島、
地島、白島、能古島、姫島・・・・13もあります!
山口県にいたっては、37もの島があるんですねえ・・・・
で、先日行ってきました。
「行こう!」と思い立ったのが遅くて、船の時刻表などを見ていたら近場では下関の六連島(むつれじま)でした。
下関からわずか20分くらいで行ける島です。
朝10時半頃の船に乗って、島をうろうろして帰りは3時頃の船にするつもりでした。
島に着きました。
が〜〜〜ん!なんにもありません。
ランチどころではありません。
1軒くらいありそうな「なんでも売ってるような雑貨屋さん」もない!!
あるのは自販機一台のみ。
ヤバくね?(笑)
船が着くと、島の人が帰ってきた人を迎えに来ています。
殆どが原チャリですが、耕運機で迎えに来ているおじいちゃんもいました。(笑)
ちなみに後ろに乗っている人は、船の操舵をする人です。
で、迎えられた人は原チャリに二人乗りです。勿論、普通なら違反です。(笑)
当然、ヘルメットもなしです。(笑)
下関に買い物に出た人達が多いので、荷物も多いんですね。
お迎えも大変です。なぜかと言うと、人家のある所は坂の上なんです。
それもかなり厳しい坂です。軽トラだとすれ違えないくらい狭いし、急な坂なんです。
民家のところまで、私達も歩いて登りました。
息は切れるわ、暑いわ・・・で、バテバテ!!(笑)
各家に入る道も幅が1mくらいとか、ホント狭いんです。
すべてが路地のように狭いので、軽トラも意味がありません。
風情があります。
よくこんな所に人が住んでるなあ・・・と感心します。
ちょっと違う道を歩いて有名な六連島灯台に行ってみようと思いましたが、
草ぼ〜ぼ〜でとても行けるような所ではありません。(笑)
30分も歩いたら、暑さでヘロヘロ・・・・
こりゃ、も〜、ど〜しよ〜もない!ってんで、結局船着場の待合へ。
3時頃の船で帰る予定を速攻変更して、12時半の船に。(笑)
それにしても、まだ1時間半くらいあります。
でも、何もすることがありません。(笑)
時々、待合所に島の人が来ます。
新聞を取りに来るんです。
新聞には各家庭の名前が書いています。
そっかぁ、新聞配達は待合所までなんですねえ・・・・
宅配はどうなるんだろ?とか郵便は?とか考えてたら、楽しく時間も過ぎます。
そんな時、気づきました。
原チャリ、軽トラ・・・・この島の乗り物にはナンバーがない!!
よ〜く、見て下さいね。(笑)
うわぉ!ここの道路は私道か!?(笑)
ナンバーがないということは、車検もないし税金もない?
全員ノーヘルだし、おばあちゃんが原チャリに乗ってくるんだけど、免許持ってるのかな?(笑)
つい、そう思ってしまうほどでした。
そうこうしてる間に軽トラに人が集まってきました。9人くらいです。
多分、家族で海にでも行くのでしょうか?
なんと!一台の軽トラに乗って、どこかへ行きました。
手前の車は捨ててる車ではありません。これもナンバーなしです。
のどかです。なんにもありません。
次の船を待っている間、何もすることがありません。(softbankのLTEはバッチリでした!(笑))
こんな無駄な時間を過ごすことは、普段ありません。
いい意味で、リフレッシュ出来たような気がします。
無駄な時間って、とても大切な事なんですね。
ちなみに待合所で見たのですが、ここの灯台は作られた当時は最新の灯台だったらしく明治天皇が
なんと西郷隆盛に連れられて見学に来たそうです。
小さなこんな島にも、それなりの歴史があるんですね。
又どこか島へ行きたくなりました。
おまけ・・・・
下関から船に乗る時に、一緒に乗ってきた子供二人を連れた家族がいらっしゃいました。
その家族を船着場まで車で送って来た方が、なんとluóboのお客様でした!
こんな所で!!(笑)でも、船の上と船着場なのでお話も出来ませんでした。
で、一緒に船に乗ってこられた、そのご家族のお父さんらしき方にも声をかけました。
「実は平尾台という所で喫茶店をやっている者ですが、お送りにいらした方はお客様なんです。
どうかよろしくお伝え下さい。」と。
そしたらその方、「あっ!私も一緒に行って、お蕎麦を頂きました!」ですと!!
じぇじぇじぇ!!!(笑)
そのご家族は千葉にお住まいで、夏休みで下関にお帰りになってらっしゃるとの事でした。
ホントに、こんな誰も来ないような所ででもお客様に会うとは!!
悪いことは、出来まっしぇん・・・・・(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿