2010年4月28日

国立博物館










前回のエントリーはこのエントリーの為の、なが~~~い序章でした。(笑)
本当は一回のエントリーで書こうと思ったのですが、とても書ききれませんでした。
で、こういう結果に・・・・・(笑)
4月14日と15日は東京でした。
先月の東京の時は世田谷の静嘉堂文庫で曜変天目茶碗を観たと、ここでも書きました。
今回は国立博物館です。
大昔の若い頃(笑)一度行ったことがあったのですが、殆ど覚えていません。
何故って?
若い時って、そんな日本の文化なんぞに興味なんてありませんよねえ・・・・・・
特にファッションに進みたいと思っていた私は「西洋かぶれ」でした!(笑)
でもすっかりオヤジになって、私も変わりました。それが前回のエントリーです。
自分が日本人であることの誇りも、持てるようになりました。
日本の文化芸術も、もっともっと知りたいと思うようになりました。
そしてこの国立博物館です。
上野にあります。入館料はたったの600円!!特別展はやっていなかったので、通常の展示です。
入ってまずは本館。その建物の美しさにも驚きましたが、何よりも展示の美しさ。
館内を暗くして、展示物を浮き出させています。
太宰府の国立博物館にも行きましたが、同じような展示の仕方です。
ただ、展示している量の多さ!!さすがに国立です!
お客さんも7割りから8割くらいが海外のお客さんです。(ここは日本か?と思うくらい。(笑))
本館では「仏像の道 インドから日本へ」。
もの凄い量と素晴らしい仏像のオンパレード。仏像を観てこんなに美しいと思ったのは初めてです。
しかも日本の仏像は特に美しいんです。端正で気品に満ちています。
そのまま館内を移動すると、漆器、日本の初期色絵、人間国宝の技と美、アイヌの暮らし・・・・
そして次の平成館に移動して、国立博物館のコレクションの保存と修理・・・・・・
どれもこれもホントに素晴らしいものばかりです。(当たり前なんですが・・・(笑))
中でも海外に輸出した、漆器の螺鈿の美しさは息を呑む美しさです。
もう一つ、日本刀に使われた細かい細工の飾り物。
鍔(つば)は勿論ですが、もっと小さな1cもないようなものに細工をしていたりします。
今まで西洋の小さなアクセサリーなどを見て、「わ~~、凝ってるぅ!!」なんて言ったりしましたが、
そんなもんじゃありません。日本の細工の緻密さは世界一だと思いました。
磁器も沢山ありました。勿論、柿右衛門もあります。
そんな中、古九谷もありました。が、展示を見てびっくり!
「伊万里(古九谷様式)」となっているんです。
古九谷は九谷で焼かれた説と有田の説があったのですが、いつのまにか有田になっていました!!
いつから古九谷は有田になったのでしょうね?調べたいと思います。
あまりにも多くの美術品を見すぎて、頭がいっぱいになりすぎて(笑)一旦外に。
法隆寺宝物館へ。んもぉ~~~、ここでも国宝、重文だらけ!!(笑)
2時間半ほどいたでしょうか?
あまりの量の多さに圧倒されて、ほとほと疲れました。(笑)
これでも殆ど駆け足で回ったんですよ。でも多分半分も観ていません。
ゆっくり一日かけて、いえ数日かけて観るのが正しいと思います。(笑)
そして何よりもこの国立博物館のいいところは、写真が撮れるのです!!
これには驚きでした。なかにはダメなものもありますが、殆ど写真に収めることが出来るんです。
太宰府の国立博物館はどうだったんでしょう?当然ダメだと思っていたのですが・・・・

帰り道、上野公園を通って駅方面に向かうと、国立科学博物館もあります。
国立西洋美術館もあります。次はこの二つを攻めようと思います。
ただ、どちらも一日では終わらないような気がしてなりません。
どれくらい時間をかければ全部見られるでしょうね?
多分、今回の博物館の展示にしても一部だけだと思うので、
展示替えとか考えたらひょっとして一生かけても無理かもしれませんねえ・・・・(笑)
日本人の本質みたいなものを垣間見ることが出来る、国立博物館。
日本人に産まれてきて良かった!(笑)















日本刀の鍔です。蛾やカマキリが草むらに隠れています。
以前長野県にあるエミール・ガレを見に行きました。
ガラスの花入れに、日本の雪景色の様な画を彫ってあるものを見ました。
雪景色の中に、真っ黒なカラスが描かれていました。
とても斬新だと思ったのですが、この鍔を見たらガレも吹っ飛びますね!(笑)
しかもガレよりも、う〜〜〜んと前のものです。
人を殺す道具に、このような美しい細工をする日本人はホントに凄いですね。















漆器に螺鈿です。外国のお客さんから注文を受けて作ったものだそうです。
細かい貝細工にはホントに驚きます。
しかもこれは、お裁縫台だそうです。
どんな人が使ったのでしょうね?



















古九谷です。が、伊万里です。(笑)
このデザインも本当に素晴らしいと思います。
サギの様な鳥と竹ですが、バックの白の分量とかバランスの見事さはヨーロッパの絵画どころではありません。
こういうのを真似して、外国の文化は発達していったんですね。
今では日本が海外の真似をしている部分が多くて、とても残念ですが・・・・・

私の日本人としてのアイデンティティ?














平安時代に作られた「天王立像」
教科書で見たことありますよね?
なんと、個人蔵です!


東京に住んでいた若い頃、何故か外国人の友達が大勢できました。
フランス、アメリカ、イギリス、カナダ、スエーデン、インド、エジプト、ドイツ・・・・
いろんな国の人です。
で、その人達と話したりすると、必ず日本の事を聞いてくるんです。
茶道って?とか、着物の事とか、相撲のこととか、京都は?鎌倉は?等々・・・・・
当時の私は知らないことが多すぎて、答えに困りました。
そう、外国からいらしている人は(しかも日本に住んでいるくらいの人)は日本に興味があって来ているんですよね。
当然といえば当然なんですが・・・・
そうすると日本の事に関しては、私よりも知っていることが多いんです。
しかも自国の話になると、ホントに得意げにいろんな事を話してくれます。
「自分の国はこんなに素晴らしいんだ!」と、すべての人が自分の国の文化に対して誇りを持っていました。
私は自分の国の文化に対して誇りも持っていなければ、知りもしない・・・・
そう、私は日本人としてのアイデンティティを持っていなかったんです。
若いというだけではすまされません。恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。
で、日本の歴史の本や美術の本を買って少しは勉強しました。
同時に西洋の歴史や絵画の歴史本を買って、日本との比較もしたりしました。
そうして、日本の文化の凄さにやっと気付いたんですねえ・・・・
特に鎌倉に住んでいたときに、沢山の事を教えて頂きました。
まわりに日本画の先生や骨董商の方や、国文学の先生などがいらっしゃいました。
日本画の先生の所にお邪魔すると、なにげにお茶を点ててくださいます。
作法が分からないんですが・・・というと「おいしく飲めばいいのよぉ!!」(笑)
着物しかお持ちでない方だったので、着物の事も教えて頂きました。
袷は何月から何月まで、一重は何月から何月まで、紗は・・・・絽は・・・・
骨董商の方には骨董の見方や、良いもの悪いものの区別の付け方なども教えて頂きました。
プロしか入れない骨董の市場にもご一緒させて頂いて、
ホンモノの柿右衛門が数千万円で競り落とすのをこの目で見ました。
博物館に行かなければ見られないものを、手にとって見る事が出来ます。(怖かったぁ・・・・・(笑))
お茶も習いました。
最初はポットでちゃちゃっとお抹茶を入れて、コーヒーにする?お抹茶にする?
程度に思っていたのですが、作法にはまりました。
日本の様式美、立ち居振る舞い、花の飾り方、花の名前、道具類の素晴らしさ!・・・・
そしてなによりも素晴らしかったのが、「無」でした。
無心でお茶を点てないと、まともな立ち居振る舞いが出来ないのです。
そうなると、お茶も美味しいはずがありません。
これでは「おもてなし」が出来るはずがありません。
実は先日なかぴーのご主人と話をしていて、同じ事に気付きました。
彼は弓道を今やってらっしゃいます。
弓を引いて矢を放つのが弓道ですが、初心者の場合弓の弦が頬にばしっ!っと当たるそうです。(イタっ!(笑))
それは「無」じゃないからだと、仰いました。
上手になると何も考えずに弦を弾き、頬に弓が当たった状態で手を放しても頬に弦は当たらないそうです。
その時弦は弧を書いて、外側に回り込むそうです。不思議ですね。
何かを考えたり、当てよう!とか考えたら頬にばしっ!っと弦が当たっちゃうんですねえ。
で、この「無」になることが私にとってとても役に立ちました。
仕事で「ああでもない、こうでもない・・・」と一日中考えていると、頭がぐちゃぐちゃになります。
そんな時何も考えないで、しかも緊張した状態に置いたとき何かがふっと飛んでいく感じがします。
緊張した状態なので、そのまま又仕事に戻ることが出来ます。
茶道は動く「禅」のようなものだとなかぴーのご主人にも言ったら、彼も同意してくれました。
緊張感と無。
こんな日本の精神の美しさから産まれた日本の芸術の素晴らしさは、世界に誇れるものだとつくづく思います。
この年になってやっと、私も日本人としてのアイデンティティを持てたでしょうか?
いえいえ、まだまだでしょう。
もっともっと、沢山の勉強をしたいと思います。
普段はパソコンだ、ファッションだと毎日を過ごしていますが、時々は日本の素晴らしい文化に浸るのもいいですね。
ということで、続く・・・・・です。(笑)

2010年4月22日

お洋服















私は長いこと洋服の仕事に関わっています。
パタンナーという職業です。
デザイナーがデザイン画を描きます。
それを立体化して、実際に着ることが出来る製図にするのが仕事です。
単純に製図を勉強すれば出来る、というものでもありません。
デザイナーが意図するところを、私たちはくみ取らなければなりません。
一番大事な事は、コミュニケーションをいかに上手く取るかということになります。
例えば仕事相手のデザイナーは何に興味があるか?とか、好きな食べ物は?とか・・・
とにかくデザイナーの根本的な部分を理解しようとします。
なぜなら、それがデザイン画にでるからです。
つまりデザイン画を理解するということは、デザイナーを理解するということになるんです。
そこで一番必要になるのが、コミュニケーションなんです。
仕事の打ち合わせではなくてお昼ご飯を一緒に食べている時、
つまんない普通の話の中からデザイナーの本質を見つけることが出来るんです。
「ああぁ・・・この人ってこんな人なんだぁ・・・」
つまり相手の事を沢山聞くこと、話しやすい状況を作ること、とにかく仕事に関係のない質問を沢山すること・・・
そういったことが、私の一番大事な仕事なんです。
そうなると、相手に合わせて話す内容も変えなくてはならない場合も多々あります。
例えばデザイナーが「ねえ、ねえ、こないだやってた美術展見た?」って聞いてきたとします。
その時私が「知らない・・・・」って答えたら、話は終わり。
だから常にそういった情報がとても大事になるんです。
美術展を見ていなくてもそのことを知っていたら、
「まだ見ていないんだけど、行きたいんだよねえ・・・・どうだった?」って切り返す事が出来ます。
そうすると話が続くんですね。
これがコミュニケーションだと私は思っています。
つまり相手の事を考えてあげることが、コミュニケーションだと思っています。
今まで沢山のデザイナーと仕事をしてきましたが、それなりにきちんと仕事をしてきたデザイナーには嫌な人はいませんでした。
みなさん、この「コミュニケーション」が一番大事だと分かってらっしゃるのだと思います。
以前わたしなんぞがとてもお会い出来ないような、超有名なデザイナーに会う機会がありました。
アトリエに入ると沢山のデザイナーやパターンナーがいました。
でも、その有名なデザイナーはご自分でお茶を入れて下さったんです。
その優しさはそのままそのデザイナーの素晴らしさになっていて、今でも私はそのデザイナーが大好きです。
そんな仕事をしてきて、ん十年・・・・・

昨年の秋、テイクオフの商品を luóbo でセールさせて頂きました。
そのセール中の平日に、「見せて欲しい」というお客さんが来ました。
見た目70歳くらいの方で、お顔の色もあまりよくありません。
ご一緒にいらした方は、多分普段その方の看護をなさってるのでは?とその時思いました。
その場ではお買いにはならなかったのですが、後日またいらして「やっぱり欲しい!!」と数点お買い上げ下さいました。
そして昨日、その時ご一緒なさっていた方が他に男の方と女性の方と三人でお見えになりました。
あのときの方は、いらっしゃいません。
お話を聞くと、その方はガンで亡くなったそうです。
ご一緒にいらした男性と女性は、その方の息子さんと娘さんでした。
お店にいらしたときもガンでかなりおつらかったそうですが、どうしてもテイクオフのお洋服が欲しいといらしたそうです。
お亡くなりになる前に「テイクオフのお洋服を着て棺にいれて欲しい」と仰ったそうで、その通りになさったそうです。
「素敵なお洋服に出会った」そのお礼にわざわざいらして下さったんです。
私が作った洋服ではありませんが、(多少関わった部分もありますが・・・・)とても嬉しい気持ちになりました。
衣食住といわれるくらいに、衣はとても大切だと思います。
でも、寒いから着る洋服ではなく、着ていて楽しいから、嬉しいから着るものなんですね。
好きな洋服を着ることによって、気分もよくなったりします。
反対に朝バタバタしてて「んもぉ・・・なんでもいいや!」
なんて思って着た洋服で一日過ごすのはとても耐えられませんよね?
死ぬときに着たい洋服に、私がお勧めしたテイクオフのお洋服を選んで下さった事が嬉しくて仕方ありません。
お亡くなりになったのはとても残念なことですが、わざわざこんな所までお礼を仰りに来てくださったご家族の方達に
こちらが逆にお礼をしたいくらいでした。
長いことアパレルの仕事をしてきましたが、たかが「洋服」をこんなに大事になさって下さったことに対して
感謝の気持ちでいっぱいです。
多分販売をなさっている方達は、このような事はたくさんあるのではないでしょうか?
でも私たちのような仕事の場合、末端のお客様の事を知るよしもありません。
仕事として「パターンを納品してお終い!」ではなく、最終的にどなたかが着てくださる自分のパターンに対して
もっともっといいものを作らなくては!という気持ちになりました。
デザイナーとのコミュニケーションは私の仕事ですが、最終的に着てくださる方との「見えないコミュニケーション」
もとても大切な事だと気付かせて下さいました。

○○様、有り難うございました。
お亡くなりになったのはとても残念ですが、こんなに大事なことを私に残してくださいました。
ご冥福をお祈り致しますと同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。
有り難うございました。

2010年4月4日

北陸から伊勢詣で



































先週の土日で、三重県の伊勢神宮にお参りに行ってきました。
石川からは、私と両親、千葉からは兄夫婦一家で、三重県で合流です。

みんなでお伊勢さんにお参りに行く事になったきっかけは、
単に、お参り好きが興じて?というか、みんなそれぞれに商売をしているので
これからも良くなりますようにという気持ちで、一度行きたいね、
というのが始まりで、あっという間に、じゃぁ次の週末しかないね!って
事で慌ただしく行ってきました。

初日は、津市の浄土真宗の高田専修寺をお参りし、志摩半島のちょっと
レトロなコテージ風宿泊施設で、一泊。

2日目に、伊勢神宮を外宮から、内宮まで回りました。
外宮前の観光案内所で、たまたまベテランの観光案内人の方に
案内をしてもらうことになり、半日かけて、神宮を歩きました。
今回いろいろと神宮にまつわるエピソードを聞くにつれて、
神様って、なんだか人間っぽい?というか、それぞれのしきたりが
理にかなっているように感じました。
そのうちのいくつかを紹介しますね。

神様は暗い所が好き、仏様は明るい所が好き、って知っていましたか?
ん?そんなこと意識したことも有りませんでしたが、
神社には鎮守の森がつきものでしょう?偶像も無く、自然のままの森の中に
神様はいらっしゃるのだそうです。
それに対して仏様は、仏像が有ったり、ロウソクで明かりをともす、お通夜なども一晩中ロウソクを付けて、明るさを保つなど、違いがいろいろあるとか。。

本来神社には、川がつきものなのだそうで、伊勢神宮にも、内宮には
有名な五十鈴川があります。
外宮の川は、災害で流れが止まってしまい、現在は池となって残っています。
そして、本来は、祈祷する前にその川で身を清めて禊ぎをしてから、お祈りするのが
正式な参拝なのだそうです。
現在一般的に、神社でお参りをする時に、最初に手水で両手と口をすすぐのは
略式で残っているそうです。
当たり前のようにやっていたことが、言われてみてなるほど!って感じですね。

他に、現在伊勢神宮には白馬が2頭いて、昔から皇室や、有力者からの奉納が続いているそうです。
(私たちが訪れたときは、白馬はメタボ対策のため、トレーニングにでていて不在でしたが(笑))
一般人には、馬の奉納までとても出来ません、それが絵馬となって現在にまで、続いていると聞いて、またしても納得。

その他、人間は一人、二人と数えますが、神様は?
答えは、柱(はしら)。一柱、二柱となるそうです。
鳥居なども、柱のひとつで、柱に神様が降りてくるのだとか。
家の建て舞で、お祓いをしてもらう時にも、四方に柱を建てて、縄を張り、祈祷してもらいますね。
有名な諏訪の御柱祭りなども、そうですね。


最後に、ご存じの方も多いと思いますが、伊勢神宮は、外宮、内宮ともに、全ての建物、鳥居、橋を20年に一度建て直しています(私は知りませんでしたが(笑))。
ちなみに、外宮は平成25年に遷宮を予定していて、現在は苔むしているような古い佇まいですが、内宮はすでに遷宮を終えて、橋に至るまで殆どが綺麗な白木の趣になっています。
建物だけでなく、調度品の一切までを作り直すそうです。
これを有史以来?ずっと続けているって、ほんとにすごいことですよね。
とぎれたのは、朝廷が南北に分かれていた時と、戦争で混乱していた一時期だそうです。

なぜ20年に一度立て替えるのか?
いくら木造建築でも、何百年も耐える建造物はいくらでも作れるのに不思議ですよね。
それは、一言でいうと、20年に一度建て替えることにより、常にリフレッシュする事が目的なのだそうです。
神様もリフレッシュ!(笑)
そして、そうすることで、末代までも、すべての仕事が後世へ伝わり、創建当時の姿を現在、誰でも見ることが出来るのだそうです。
常に動き続けることで心身共にリフレッシュする、ということなのでしょうか。

神様にお祈りしたからといって、願いがすべて叶うわけでもなく、
特別に深い信仰心も持ち合わせている訳では無いと思いますが、
でも、神様に手を合わせて真摯な気持ちで頭を下げる、お願いするという
心境が、少しでも良い結果に繋がっていくということなんでしょうかね。
そして、改めて日々の努力が必要なんだなぁ〜と、思った訳です(笑)。


あと、番外編ですが、今回の2日間の道中、大変だった〜!
自分のふがいなさは棚に上げて(笑)、なんといっても、高速道路の渋滞の大変さを知りました。
普段、田舎の高速道路しか走っていないから、渋滞なんてたかが知れているんですが、、
東名自動車道に繋がるジャンクションまでの、10キロの渋滞。
たかが10キロ、なのに、こんなに動かない辛さには、滅入りましたね。
でも、考えてみると、伊勢神宮にあんなに沢山いたはずの観光バスは、渋滞の中には一台もみあたりません。
そりゃそうだよね〜、渋滞にはまっているのは、道を知らない休日ドライバーばかりってことかしらね?(笑)。
最後に亀山パーキングのETC出口から国道1号に下りて、滋賀方面へ走ったのは正解でした。
国道1号なら暗くても、迷うことはないでしょうってね。
でも、こんなところで1000円を使い切ってしまった残念さを感じつつ(笑)、その後また栗東から高速に乗って、家に着いたのは夜中の1時。
でも、兄夫婦が渋滞の東名を避けて、途中休憩を挟みながら千葉の自宅についたのは、朝の6時だったそう。
ホントにお疲れ様でしたね。




2010年4月1日

iPad続報 2(笑)

4月3日にアメリカで発売される、iPadのレビューが出始めました。
これは事前にappleがいろんなレビュアーにiPadを提供して、レビューを書いてもらうというもので
何か新製品を発売するときには必ず出るものです。

で、とりあえず
The New York Times デビッド・ボーグさん
バッテリーのテストを行ったところ、ムービーを12時間以上再生出来た。
iPadは非常に高速で軽量、マルチタッチスクリーンはとても明るく反応が良い!

All ThingsD ウォルト・モスバーグさん
全く新しいタイプのコンピューター
使うのが楽しく、ラップトップを使う興味がますます減る。
バッテリ駆動時間はAppleの公称よりも長い。
全体のスピードに感心した!
オンスクリーンキーボードに問題はない。
Pagesは本格的なコンテンツ作成アプリであるが、Wordにのみ書き出し可能で、必ずしも正確であるとは言えない

USA Today エドワード・ベイクさん
iPadは勝ち組で、Kindleの手強いライバルになる。
オンスクリーンキーボードはメールやメモでは問題ないが、長文には向いていない。
殆どの人がコンテンツ作成ではなく、コンテンツを利用するのにiPadを使用するだろう。
Appleはうまくやったが、改善の余地もある。

との事です。
で、こちらはABCニュースです。
購買意欲を、あおってますねえ・・・・(笑)

しかし、ムービーを12時間再生出来るなんて凄いですねえ!
Appleが発表したときは10時間って言ってたんですから、
それよりも長いっつうのは嬉しいかぎり!
普通のPCの場合、公称6時間とか言っても4時間くらいしかもたないのが普通ですもんね。
Appleはウソをつきませんね!(ん?10時間が12時間になったのはウソつき?(笑))

日本でもハワイに行って買ってくるという強者もいますので、これから続々とこういうレビューが出てくるでしょうね。
それを指をくわえて待つ身の辛さ・・・・(笑)

あっ!ウワサでは4月の24日か27日に発売だそうです。
これはカナダのお話なので、日本では23日じゃないか?というウワサも・・・・
予約は4月の2日か3日からスタートするのでは?というウワサもあります。
うぅ〜〜〜・・・・明日・・・・明後日・・・・

全然関係ないですが、今日はエイプリルフール。
いろんな所で面白いことやってますが・・・・・・
なんじゃぁ〜〜!!こりゃぁ〜〜!!(笑)
ギズモードJapan です。
多分、今日一日限りだと思います。

前回の東京二日間

先々週の17日、18日は東京でした。
毎月、エスニックを食べる会のようになっています。(笑)
で、今回はタイ料理を頂きました。
場所は当然というか毎度というか、新大久保です。(笑)
もう、2週間も経っているのに・・・・なんで今更?
そうなんです。書かずにいられないくらい、ホントに美味しかったんです!
今までもタイ料理は何度も頂きましたが、今回ほど美味しいところはありませんでした。
お店の名前は「タイカントリー」。
まんまです。(笑)
いろんな種類のお料理を注文しましたが、中でもとびっきり美味しかったのはスペアリブです。
他のお店でも食べるのですが、実は私の作るスペアリブが一番美味しい!と思っていました。
所が、今回のスペアリブの美味しかったこと!
別格です。
ニンニクがたっぷりと使われていて、ほどよいお醤油味の味付けがホント上手なんです。
私のスペアリブはオーブンで焼きますが、ここのは揚げています。
で、周りの衣にニンニクのみじん切りをたっぷり使っています。
漬け込むのはナムプラーとタイのお醤油に漬け込むそうですが、ただそれだけではないような気がします。
いろんなスパイスも入っている、なかなか複雑な味でした。
それに、ちっとも辛くありません。
タイの料理は辛い物もありますが、そうじゃないものも沢山あります。
多分今まで食べたエスニック系で、一番日本人に合っているように思いました。
ホントにホントに美味しいタイ料理。私もいつかこのスペアリブに挑戦したいです!
又いきたいお店が増えました。















スペアリブです。揚げたスペアリブはあまり好きではなかったのですが、これは別!



















タイのお醤油です。これに漬け込むだけと言うのですが・・・・
一つはナムプラーだと思っていたのですが、よく見るとどちらも soy bean sauce ・・・・
う〜〜ん、よ〜〜わからん・・・・















揚げたガーリックです。これを衣にたっぷり!
でも、スペアリブも揚げるので、このガーリック、揚げる必要があるのかな?

で、その翌日。
行きたいところがありました。世田谷の静嘉堂文庫美術館です。
今回行きたかった理由は国宝のお茶碗が展示されたからです。
ん十年も前にNHKの番組で見た、国宝のお茶碗「曜変天目茶碗」です。
直径12cくらいの小さなお茶碗ですが、お茶碗の中に宇宙があるんです。(笑)
その当時テレビで見たとき、本当に驚きましたし感動しました。
計算しても作ることが出来ない、偶然しか出来ないものなのです。
火の温度、釉薬の具合、いろんな要素がたまたま合致して出来るものだそうです。
日本でも曜変天目を何とか作ろうとしている作家さんもいるようですが、いまだに出来ないようです。
実はこの曜変天目茶碗は、日本に3つあります。三つとも国宝です。
そのうちの今回の「稲葉天目」と呼ばれているものが、最高のものと言われています。
静嘉堂文庫美術館でも、なかなか展示してくれないものの一つでした。
ん十年と憧れていたお茶碗を、やっと見る事が出来ました。
本当にお茶碗の中に、宇宙が広がっていました。
ちなみにこの稲葉天目は徳川将軍家の所蔵で、家光が春日局に下賜しその子孫の稲葉家に伝わったことから稲葉天目と言われています。
その後に今「龍馬伝」で注目を浴びている、岩崎弥太郎の弟の長男がこれを入手しました。
つまり三菱財閥のものなんですね。静嘉堂文庫美術館も三菱財閥が創立したものです。

その後せっかく世田谷に来たので、以前自分が住んでいた駒沢に行きました。
私が住んでいたアパートは今はきれいなマンションになって、すっかり変わりました。
毎日酒を飲んでいた居酒屋もありません。
でも、ちょっと奥に入ると変わっていないところもあります。
いつもボタンや洋裁材料を買っていた、ちっちゃなお店もありました。
(もうやってはいませんでしたが・・・・)
駒沢公園にも行きました。
入り口で迎えてくれるのは、大きな大きな白木蓮の木です。
この時はもう花が散ってしまっていましたが、毎年見事に花を咲かせて春を知らせてくれるこの木蓮が私は大好きでした。
毎日、毎朝、駒沢公園に通ってラジオ体操をしたり、ローラースケートやテニスをしたのを思い出します。
公園は殆ど変わっていなくて、のんびり散歩してきました。
ワンちゃん達を散歩する人たちも沢山!
珍しいワンちゃんも沢山いて、ここにいるといろんな種類のワンちゃんを見る事が出来ます。(笑)
懐かしい駒沢、ん十年も見たかった曜変天目茶碗。
心とお腹が、満腹になった東京でした。















静嘉堂文庫美術館の横にある、文庫です。とてもシックでしょう?
すぐ前にはイギリス式の噴水もあります。
でも、美術館は近代的な建物です。iPhoneで加工してます。















懐かしい駒沢公園。殆ど毎日行った時もありました。