2010年6月10日

iPhone4出ました!




日本時間、8日の午前2時からサンフランシスコでAppleのWWDCが行われ、iPhone4が発表されました。
今まで3世代同じデザインで出してきたiPhoneですが、デザインも変えました。
が、4月頃にネットで話題になった「次期iPhone」と同じです。
背中と全面はガラス。周囲はステンレスです。そのステンレスのフレームに3カ所の継ぎ目があります。
この写真がリークされたとき、「これはAppleのデザインじゃない。一体型のきれいなデザインをするのがAppleだ!」
と言う人が沢山いました。でも発表されたのは同じく継ぎ目が3カ所あったのです。
所が、さすがにApple。これはBluetoothやWi-Fi、そして3Gのアンテナだったんですね。
内蔵のアンテナよりもこのステンレスのフレームを使った方が、内部をすっきりさせられるし感度も良くなるんですね。
デザインにこだわるAppleとしては、継ぎ目をどこに入れるか?とか散々議論したんでしょうね。
実物で見てみたいものです。
CPUも変わりました。iPadと同じA4です。
カメラは500万画素になったり、液晶がめっちゃきれいになったり、ムービーもHDで撮れるようになったり、
そのムービーを編集するソフトまで出しました。
iPhoneでビデオの編集?なんて方もいるとは思いますが、これがAppleのクリエイティブなところです。
だらだらムービーを見せられても、面白くもクソもありません。
(口では「いいねえ・・・」なんてことを言ったりもしますが・・・・・(笑))
編集して、エフェクトをかけたり文字を入れたり、音楽を入れたり・・・・
そうしてつまらないムービーを「魅せるムービー」に変えることが出来るんです。
Appleはもともと、パソコンをクリエイティブなものを生み出すものだという位置づけをしてきました。
その為PC使いの人たちからは、「Macはおもちゃ」というイメージが強かったと思います。
(勿論仕事にも使えましたが、シェアの問題でMac=仕事という事には結びつかなかったと思います。)
ところが今頃になって、「仕事!仕事!」で励んできた人たちが「ゆとり」を考えるようになりました。
仕事が終わって家に帰ったら自分らしいビデオ作品を作ろうとか、写真を加工してダラ見せじゃないようにしよう!とか・・・・
そういう人たちが増えてきたのも、iPhoneのおかげだと思います。
iPhoneはAppleが出しているモノですが、パソコンはPCを使っている人が殆どだと思います。
でも、MacとiPhoneの相性はPCのそれとは全然違います。
それに気付いた人が、PCからMacにスイッチするようになったんですね。
自分らしく・・・・それは着ているものや、ヘアスタイルなどの外見だけでは意味がありません。
何かを表現することが大事だと思います。
そうした何かを表現するする事によって確立したクリエイティブな部分が底辺になければ、
シャネルを着ても似合わないってことですね。
違う言い方をすれば、クリエイティブなものが確立された人は、何を着ても魅力的だということですね。
(勿論そういう方達は当然TPOもわきまえていますから、ジャージで外出するようなことはあり得ませんが)
携帯に1000万画素のカメラが付いていても、ダラ画像を撮ってるんじゃ見せられるほうもたまったもんじゃありません。(笑)
AppleがPCと違う部分は、パソコンを自己表現の道具としている所です。
PCで出来ない訳ではありませんが、例えばネットワークの設定が面倒だったりして、
違う所に頭を使わなければならないんです。
そうなると感覚を必要とするクリエイティブなものを作ろうとするときに、とても邪魔になるんです。
私はPCも使っていますが、これだけは本当にどうしようもありません。
感覚で使えるマック、取説とにらめっこしながら使うPC。
この基本姿勢が、iPhoneやiPadにもきちんと受け継がれています。
インカメラも付きました。ビデオチャット用です。
私はハッキリ言って、ビデオチャットは嫌いでした。
なんで自分を映しながら、電話するん?みっともない・・・(笑)
携帯の自分撮りも嫌いです。(誰も撮ってくれないから、自分で撮るの?(笑))
ところがiPhone4のコマーシャルで「FaceTime」というのが公開されました。上のビデオがそれです。
赤ちゃんや恋人達、卒業式の女のコがおじいちゃん達に見せたり・・・・
極めつけは兵士らしき男がベッドに座って、iPhoneでビデオチャットをしてます。
相手は多分母国においている奥さんでしょう。病室からのチャットです。
妊娠したお腹をエコー診断しています。
初めて自分の子供を見つめる彼は、じっと見るだけ・・・・
最後のシーンは、聴覚障害者の恋人達が手話でチャットをするシーンです。手話の「I love you」で終わります。
若い頃、手話を勉強しました。聾唖の人たちとも友達になりました。
彼らの大変さは健常者の私たちには絶対に分からないほど、大変なものでした。
いままで携帯にビデオ通話なんて必要ない!と思っていたのですが、これを見て変わりました。
これはAppleとかiPhoneのコマーシャルとかそんな問題ではなく、いかに人に優しいもの作りをするか?
ということだと思います。
かつてのAppleのコマーシャルでもあった「think difarence」のように、人の心に訴えてくるものがあります。
これが、私がAppleの大好きなところです。
制作はアメリカン・ビューティーで、アカデミー監督賞を受賞した、イギリスのサム・メンデス監督です。
バックに流れる音楽は、サッチモの「When You're Smiling」。
何度見ても素敵です。

新しいiPhone4が発表されました。ちまたではスペックがどうのこうのと騒ぐでしょう。
今時500画素のカメラ?高解像度のディスプレイだってあったじゃん!なんて言う人が沢山出てくるでしょう。
でも、Appleはスペックがうんぬんなんてどうでもいいんです。必要な物を必要な時に付ければいいという考えです。
デジモノにありがちな、こんなん付けました!こんなんあります!では、ギークには面白いでしょうが、
一般の人には不必要なものなんです。
本当に使いやすい、人に優しいモノを追求しているんだなあ・・・・とつくづくこの発表とコマーシャルを見て感じました。
一般人としてずっとAppleを使い続けてきて、ホントに良かったと思います。

で、新iPhone4を買うか?ですって?
先日iPadを購入したばかりだし・・・・・
今の3Gに不満はないし・・・・
取りあえず、今回は「見送り」。
とはいえ、ちょ〜〜軟弱者のこの私・・・・
いつまでこの硬い意志を貫くことが出来ますかどうか・・・・ははは・・・

ちなみに新しいOS4.0は、6月21日からダウンロード開始です。
マルチタスクにも対応しました。
アプリのフォルダー管理も出来て、アプリを2000コ以上入れられるそうです。(そんなに入れるか!!(笑))
iPhone4はソフトバンクから6月15日に予約開始。24日が発売日です。
iPhone祭りになるんでしょうねえ・・・・・

1 件のコメント:

  1. ほんとに、またまた出ましたね〜!
    次々に悩ましい事が出てくるものです(笑)。
    早く実物を見てみたい!

    >制作はアメリカン・ビューティーで、アカデミー監督賞を受賞した、イギリスのサム・メンデス監督です。
    >バックに流れる音楽は、サッチモの「When You're Smiling」。
    >何度見ても素敵です。

    本当に、素敵な映像ですね・・
    泣きそうになります(笑)

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