2010年10月25日

美しさって?こだわり?






from apple

10月20日(日本時間21日の夜中の2時)Appleがイベントを行いました。
これは毎年のことなのですが、今回は「Back to the MAC」というタイトルでした。
ここしばらくのMac関連のニュースと言えば、iPhone、iPadが主役でした。
で、「Back to the MAC」になったのでしょう。
発表されたのはiLifeの新バージョン、次期OS Lionをちょこっと見せたり・・・・
で最後にお定まりの「one more thing・・・・」
これがMacBookAirでした。
一番厚い所で1,7c。一番薄い部分はなんと0,3c、そう3mmしかありません。
真横から見ると、まるでくさびのようです。
サイズも以前からの13インチ、そして今回は11インチも出しました。
11インチはiPadよりも少し長い感じです。重さは1キロ。
HDDはありません。Flash memoryです。
Flash memoryと言えばSSDを思い起こすかも知れませんが、SSDの筐体は2,5インチのHDDと同じ大きさです。
私も以前から「なぜあんなに薄いFlash memoryを、あんなデカイ筐体に入れるん?」って思っていました。
Appleはやりましたねえ。筐体を捨てました。薄いFlash memoryを直づけにしたんです。
それで先ほどの薄さになった訳です。
Flash memoryのおかげで、CPUはちょっと遅いものを乗せています。
でも、OSの起動までにわずか13秒!再起動させても15秒だそうです。
爆速です。(ちなみにうちのMacは、起動に1分ちょっとかかりました・・・・)
電池の使用時間は約5時間。
スリープさせてそのままにしておいて、30日後に起動させても電池は大丈夫だそうです。(ありえん!)
アルミの塊を削って作ったボディは、こんなに薄くても頑丈そのもの。
デザイン的に見ても本当に美しいMacBookAirです。
ところが、早速このAirも分解されました。
さすがAppleです。中身も本当にきれいなんです。
外見だけではなく、中身も美しく!これがAppleの基本なんですね。
ハンダ付けひとつとっても、同じ方向にハンダ付けしないといけないとかあるそうです。

私は長いことアパレルの仕事をしています。
洋服は絶対に美しくなければなりません。
(そうじゃない洋服も沢山ありますが、これはハイファッションを追求するかどうかの問題です。)
たとえデザインが変わっていても、どうすれば美しくなるか?を常に追求しなければなりません。
ダサさと美しさは、ほんの数ミリの差で変わる場合もあります。
それにプラスして「流行」というものもあります。
本当の美しさを作り上げるには、つねに努力が必要だと思います。
Appleの魅力はそんなところにもあります。
私がなぜAppleが好きなのか?
「シンプルできれいだから!」というのが、一番大きな理由です。
以前にも書いたかも知れませんが、Apple以外のノートパソコンのトラックパッドの位置を見て下さい。
Appleは必ず中心にあります。他のノートパソコンは中心より左側にあります。
それだけで私は他のノートパソコンを持ちたくありません。(私は美しくないと思うからです。)
他のノートパソコンのもっとひどいものは、ファンクションキーの上にまた違うキーがあったりします。
テレビを見る為のキーとか、ブラウザー一発キーとか、メール一発キーとか・・・・・
洋服で例えるなら、衿が沢山ついてるとか、袖が4本くらいついてるとか、前も後も開くとか・・・・・・
まるでそんな風に見えます。
日本で売られているアップルのキーボードでさえも、私は嫌いです。
私にとっては不要な、日本語があるからです。
ですので私はMacを購入するときは、必ずキーボードをカスタマイズして英数のキーボードにしています。
たかがパソコン。ネットが出来りゃいいじゃん!メールが出来りゃいいじゃん!て人もいるかもしれません。
でも、洋服にこだわる人、食べ物にこだわる人、身の回りのものにこだわる人、つまり「生きることにこだわる人」は
「パソコンはなんだっていいじゃん!」ってのは絶対にないと思います。
(何か一つ欠けたら、それはこだわりにはなりませんから・・・・)
何か一つだけにこだわっている場合は、ただの「趣味」だと思います。
私はこだわりを持ち続けて生きています。でなければファッション業界にはいられません。
luóbo も、みなさんご存じのようにこだわり続けています。こだわりは時に「偏屈」と言われる場合もあります。
でもそうじゃなく、そのこだわりを共感して下さるお客様が luóbo にとって最高のお客様だと私は思っています。
Appleの徹底したこだわりに対して、私は共感します。
だからiPhoneのホワイトが出なくても我慢出来ます。(笑)
(最近のニュースでは、ボディの白とホームボタンの白が合わないから出さないそうです。
ほんの少しでも白の色が違うと出荷しないAppleのこだわりに共感してしまいます。
逆に言うと、「まあ同じ白だからいいんじゃない?」なんていい加減なメーカーは信じませんが・・・・)
たかがパソコン、たかが洋服、たかが喫茶店です。
でも、こだわりのあるパソコン、こだわりのある洋服、こだわりのある喫茶店は、やはりどこか違うと思います。
私はこの「生きる事へのこだわり」をず〜〜〜っと持ち続けていきます。
ワガママと言われようが、偏屈と言われようが、こだわらないよりずっと楽しいし、生活が潤います。

Appleが出した、新しいMacBookAir。
皆さんも是非、ご覧になって下さい。(出来ればパソコンと思わないで、ただのプロダクトだと思って見て下さい)
その美しさに、目を見張ると思います。
ただ一つ言っておきますが、私はAppleの製品をお勧めしている訳ではありません。
その人に合った製品を買えばいいと、私は思っています。
ただ、今回のAirの美しさをプロダクト的に見て頂ければ・・・・と思うだけです。











中身もホントにすっきりしていて、きれいです。
私も外見だけじゃなく、中身もなんとかしなくちゃ!(笑)

3 件のコメント:

  1. ちょもらんま・ダリ2010年10月28日 0:49

    ご無沙汰でございます。ちょも・ダリです。
    やっと出ましたHANSS様のNew MacBookAir評。
    自分もアップルイベントは、 in Futon by iPhone.でした。いや〜〜就寝しながら海の向こうのイベントをリアルタイムなんて信じられない時代ですね。
    さて、本日福岡のアップルでMacBookAirを体感。
    凝縮感一杯でイイ感じ。液晶のエッジなんかカミソリさわるような緊張感です。
    そうそう、プロダクトっていう表現いいですね。新製品の内部構造を魅(見)せるのはアップルだけだと思うのです。自信と誇りあっての表現ですね。

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  2. >ちょもらんま・ダリさん!

    ここでは、ご無沙汰ですね!でも、先日は luóbo で!!

    >>いや〜〜就寝しながら海の向こうのイベントをリアルタイムなんて信じられない時代ですね。

    ホントに!便利な世の中です!ちなみに私はその日、深酒で爆睡でしたぁ・・・・(笑)

    >>アップルでMacBookAirを体感。液晶のエッジなんかカミソリさわるような緊張感です。

    おぉ!ご覧になりました?実は私は銀座のアップルストアに発売当日に行ったのですが、
    まだ、店頭に並んでいませんでした。私が去った数時間後に並んだそうです。ぐやじぃ〜〜!(笑)
    なのでまだ実物は見ていないんですぅ・・・・トマトが切れそう・・・(笑)

    >>そうそう、プロダクトっていう表現いいですね。
    >>新製品の内部構造を魅(見)せるのはアップルだけだと思うのです。自信と誇りあっての表現ですね。

    そうだと思います。中身までホントにきれいですよね。
    日本人の感性は元々素晴らしいと思っているのですが、なぜパソコや車に関してはあんなモノしか出せないのでしょう?
    茶道などで「そぎ落とす美しさ」を知っているはずなんですけどねえ・・・・
    なんでも「くっつけりゃいい」って感じで、ごちゃごちゃしすぎですよね。
    先日テレビでパン焼きや圧力鍋にも使える炊飯器ってのを見たんですけど、ホントに必要?って思っちゃいます。
    ご飯を美味しく食べたいなら、土鍋で十分だと思うんだけどなあ・・・・・

    もっと日本人の感性や美しさを出したプロダクトが出ないかと、常々思う今日この頃です。

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  3. 新しいMacBookAir!!いいなぁ、評判がいいですよね!

    >ちょもらんま・ダリさん
    お久しぶりです!
    実機を触ってみられたとの事、うらやましい!
    なんでも銀座店でもなかなか触れないとか。
    ネットでは、どんなタイプの人の後に順番をつけば早いか分析までしていましたね(笑)。

    >hanss

    >>美しさって、こだわり?

    本当にそうですよね!!
    どこまでこだりを持てるか、でその人や物の存在価値が決まる?
    大げさでなく、その通りかもです(笑)。

    >>Appleの徹底したこだわりに対して、私は共感します。
    >>だからiPhoneのホワイトが出なくても我慢出来ます。(笑)

    そういうことですよね!(笑)


    >>アップルでMacBookAirを体感。液晶のエッジなんかカミソリさわるような緊張感です。
    >>トマトが切れそう・・・(笑)

    きゃ〜、切られてみたい!?(笑)
    キレキレのMacBookAir!
    揺るぎのないコンセプトから生まれる魅力を放ちまくっていますね!(笑)

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