2011年11月1日

防火帯を焼くお手伝いをしてきました。









右側の人が背負っているのがジェットシューターです。
丸い蓋が見えますよね?
そこから水を補給します。
で、水鉄砲の要領で火を消します。
ホント、重たいんですよ!!


平尾台では、毎年3月頃に野焼きが行われます。
ここでも何度か取り上げましたが、今回はその野焼きの為の防火帯の管理です。
平尾台をぐるりと囲むように防火帯があります。
外回りと内回りとあります。
外回りは万一火が平尾台よりも外側(苅田方面や行橋方面)に行かないようにする為。
内回りはそれより内側にある民家に火が行かないようになっています。
まず防火帯にする為に巾約10メートルで草刈りをします。
平尾台の外側ぐるりと内回りなので、もの凄い距離の草刈りをする事になります。これは8月か9月頃に行います。
そしてその刈った草を燃やします。つまり野焼きの反対、防火帯の中を焼いていくんです。
そのお手伝いを、先週の木曜日にしてきました。
勿論、一日で終わるはずもなく数日間かかります。
私は仕事の都合上、今までお手伝いをしたことがありませんでした。今回初めての経験です。
今回集まったのは、平尾台の有志20名ほど。
10時集合です。(夜露が乾かないと焼けないので、早朝からは出来ません)
私の役目はジェットシューターという水を背中に背負って、外に飛び火しないように見張る役です。
まあ、見張ればいいので、らくちん!らくちん!(笑)
いざ出発!現場に着いて、まずは両端の枯れた草を内側に寄せます。(外側に火が出ないように)
寄せた草に火をつけますが、風向きや高低差でどちら側から火をつけるかを決めます。
決まったらまずは高い方から、又は風上から火をつけます。
この時ポンプで外側に出ないように水をだぁ〜〜!っとかけます。
(軽トラに大きな水を入れたタンクと、100メートルくらい長いホースです。
このホースを操るのだけでも数人がかりで大変な作業!!)
それがある程度進んだ所で、反対側からも火をつけます。そこで私の出番です。
風下側か低い場所の所なので、火が外側に行くことは殆どありません。
残り火がなんかやばそうかな?と思ったら、シュッ!シュッ!っと水をかける程度。
おお〜!らくちん!らくちん!あとはみんなの後をついていくだけです。
所が30分もしないうちに、肩が・・・・
そう、水って重いんですよねえ・・・・
10リットル入れれば、10㎏。20リットル入れれば20㎏。
当たり前の話ですが、これがどんどん重くなってくるんですよ・・・・気分的にも・・・・(笑)
私のジェットシューターには10リットルくらいしか入らないのでまだ楽なのですが、若いコのは20リットル入ります。
これはしんどい!!しかも防火帯は急斜面が多くて、上から降りるのも下から登るのも大変!歩くだけでも疲れるのに、
こんな重いものを背負って・・・・・ふぅ〜〜〜・・・・(笑)
でも、わたしなんぞはまだいい方で、両端の枯れ草を集める人とか長いホースで水をかける人はもっと大変です。
しかも、今回は割と楽な防火帯。もっと傾斜の激しい所では、どれほど大変かを思い知らされました。
そして、この防火帯に火をつける前の草刈りの作業の大変さ!!
そんな事を考えたら、今回の私の手伝いなんぞはホントにたいしたことありません。
毎年春の野焼きの時、私も嬉々として参加しますがその前にこんなに大変な作業があったんですねえ・・・・・
野焼きは火をつけるだけの簡単な作業です。でも、防火帯を守る作業はその比じゃありません。
防火帯の枯れ草焼きはまだまだ続きます。
ホントに、ホントに辛かったのですが、機会があればまた出たいと思います。
そして平尾台の人たちの結束力の強さをまたまた思い知らされた次第です。

うっせねえ!!
防火帯を焼いている時に、なんと後から小学生達が団体で焼いた直後の防火帯を来ました。勿論引率がついています。
引率には「自然の郷」の名札が下がっていました。これから焼こうとしている所にも近づいて来ます。
危険なので、他を通って下さい!と言いましたが、そもそも焼いた直後に子供達を通すという行為そのものが信じられません。
子供達を焼き殺す気でしょうか?ホントに常識では考えられない「自然の郷」の「子供達の平尾台見学」でした!

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