2012年6月9日

アジア美術館に行って来ました。




















「Asianアートジャングル」展です。
お客様でもあるのですが、大好きなアーティストである木寺さんのグループ展が6月7日から開催されました。
なかなか時間が取れなくて、いつも最終日とかに行っていたのですが、今回は初日にお邪魔しました。
木寺さんをはじめ、10人のアーティストによるグループ展です。
入ってまず驚いたのは、セッティングです。
それぞれのアーティストの作品が、一カ所にまとまっているわけではありません。
「ここのコーナーは誰さん」とある程度は決まっているのですが、会場のあちこちに作品が散らばっているんです。
それが混沌としているようで、整然ともしているんです。
混沌とした調和とでも言えるのでしょうか?独特の空間がとても不思議な雰囲気を醸し出していました。
木寺さんの版画は、大きな作品を6枚重ねた作品で圧倒的な迫力です。
他にもガラスの階段の様な繊細な作品、染色した布を天井から床に垂らした作品・・・・・
各作家さん達の個性が、観ている私に何かを訴えてきます。
でも、作品一つづつうんぬんよりも、一番の作品はこの会場じゃないかと思うくらいに
レイアウトの素晴らしさが際立っていました。
全体を見ても素晴らしい、ひとつひとつの作品を見ても飽きない、とてもユニークですが素晴らしい作品展でした。
多分今回の企画は、この混沌とした調和ではないでしょうか?
帰り際に気付いたのですが、各作品に作者の名前がありませんでした。
そう、この会場全てを一つの作品として見て欲しいという意図があったのでは?
と思い巡らせながら会場を後にしました。
とてもエキサイティングで、でも何かホッとできるような素敵な展覧会でした。
場所は、博多リバレイン福岡アジア美術館の8階交流ギャラリー。
期間は6月の19日まで。13日の水曜日はお休みです。
お近くにお住まいの方、たまたま近くまで来たって方、いえ、いえ、わざわざでも是非ご覧ください。
普段の生活から全く違う空間に、身を委ねてみるのもとてもいい気分です。













木寺さんの作品です。































ガラスの階段のような・・・・繊細で壊れそうです。




























布の作品もとても綺麗でした。中は違う色の布も入っています。

ちなみに写真はOKとのことで、沢山撮らせて頂きました。

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