2012年6月5日

今年も上野香織さんのジャズ・コンサートに行って来ました。




















5月30日、北九州芸術劇場小劇場です。
昨年に引き続き、2回目のコンサートです。
昨年はヴォーカルの方がゲストだったりしたのですが、今年はいつものメンバー、ベースの井島正雄さん、
ドラムスのヤス岡山さんのトリオでのスタートです。
一部のスタートです。
いきなり彼女がピアノに向かって、ピアノソロを始めました。
しかも何の言葉もなしにスタート。んがぁ!!カッコイイ!!(笑)
ちょっとスローな曲で、井島さんのオリジナルだそうです。
この一曲でノックアウトされました。(笑)
そして言葉もなく2曲目のスタート。井島さんとヤス岡山さんの登場です。
2曲目でも息はぴったり!
ホントにこれがあの上野香織?と思ったくらいのスタートでした。
次々と曲をこなしていきますが、彼女の指は完璧です。小さな音も逃しません。弱い音も確実に響きます。
3人の息もずれません。
前回のコンサートの時はベースの井島さんに引っ張られて乗ってきた彼女が、今回は違います。
最初から乗ってます。しかも井島さんや岡山さんと対等です。
驚きました。
ほんとにこの一年でめちゃくちゃ成長したと思いました。
3曲目のベースソロの時に、絡みついたピアノの音がとても繊細で感動モノです。
ラック・オブ・ラックという曲・・・・?
5曲目のマイルズ・ストーンズ(?)のドラムソロも凄いのですが、ピアノが全然負けていないんです。
圧巻でした。
2部に移って彼女はお色直し。
今回の衣装は1部も2部もちょっと女っぽくてカッコよくて、ヘアスタイルもばっちし!!
素敵でしたよ!!
2部は、ゲストにトランペットの岡崎好郎さんが入ります。
不思議ですねぇ・・・トランペットが入った途端に、とても都会っぽくなります。
一部のトリオでも都会っぽくてカッコいいのですが、ペットが入ると会場はまるでニューヨークです。(笑)
3曲目のラッキーストライクは、昨年も彼女のピアノで聴きました。彼女のオリジナルです。
それをトランペットメインでの演奏です。
ピアノでのラッキーストライクとはまた違った感じで、とてもいい演奏でした。
彼のトランペットに、彼女は細心の注意を払っているようでした。
その緊張感が伝わってきて、聴く側にとっても緊張感がでてステージと一体になったような感覚でした。
ラストの曲そしてアンコールと続いたのですが、彼女の指は疲れるどころかもっともっと精力的な動きです。
本当に凄いコンサートでした。
曲の構成も良かったと思います。スローな曲とぶっ飛ぶ曲のバランス。
そしてヴォーカルもなしの、シンプルさも良かったと思います。
昨年の彼女もうまかったです。でも今年のコンサートは、満席のお客さんを酔わせて感動させました。
来年は中ホールでやる!と彼女は断言しましたが、今年のコンサートを初めて聴いたお客さんは
必ずまた来るでしょう。絶対にまた聴きたくなるはずです。
そして昨年も聴いた人は、来年の彼女の成長を楽しみにすることでしょう。
私なんかは今回のコンサートのライブCDが出たら買いたい!と思うほど素晴らしいコンサートでした。
音楽で人を感動させるなんて、ほんとに素晴らしい事だと思います。
上野香織さん!ホントにプロになりましたね!しかも人を感動させられるプロに!
来年が楽しみです。
そして再来年も次の年も、私が生きている限りはあなたのコンサートは欠かせないものになりそうです。
素敵なコンサートを有難うございました!






























































photo by pocky

後日談です。
コンサートの途中であまりにもピアノを叩きすぎたせいか、指から血が出たそうです。
それほど、彼女ものめり込んでいたんですね・・・・凄い!

2 件のコメント:

  1. すばらしいコンサートでした。
    来年もまた参加したい!

    もはや、彼女のレベルはメジャー級ですね!

    音響も照明の雰囲気もすばらしかった!
    何より、演奏者が素晴らしいからこその相乗効果ですね!

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  2. 匿名様
    本当に素晴らしいコンサートでしたね!
    匿名様を存じあげませんが、同じ空気や雰囲気を共有出来たことがとても嬉しいです。

    >>彼女のレベルはメジャー級ですね!
    ホントにこの一年でめちゃくちゃレベルアップしましたね。

    >>来年もまた参加したい!
    来年も彼女のコンサートでお会いしましょう!!

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