2009年10月8日
オペラ!
先日、お店にご近所のNぴーさんがいらっしゃいました。
彼女はクラッシックのピアニストです。
今年の春にホームコンサートを開いたときに、やっと彼女のピアノを聞く機会が出来ました。
彼女のピアノはとても繊細で、私は大好きです。
そんな彼女が、お店にいらしたときに持ってきたのがDVDでした。
「見る?」と言われて、見てみたらオペラのDVDです。
で、それは雑誌風になっていて、よく書店で毎月1900円とかで売っているアレです。(笑)
おぉ~!オペラのそんなのが出たんだぁ!!
ってんで、私も欲しくなってしまいました。
で、ネットで探して即、定期購読。(笑)
だって安いんだもん!!(笑)(ちなみに一回分1990円で、月2回発行)
先日一回目と二回目の分が届いて、昨日3回目の分が届きました。
一回目がカルメン。二回目が椿姫。三回目が魔笛。
う~~~ん、どれもいいかもぉ・・・・
で、昨日「椿姫」を見ました。
これがなかなかいんですね。
主役の椿姫・ヴィオレッタをやっているのがアンジェラ・ゲオルギュー。
相手役のアルフレードにはフランク・ロパード。
その父親役にバリトンのレオ・ヌッチ。
中でもレオ・ヌッチは以前来日したときに聞いたことがあり、非常に上手いバリトンでファンでした。
ヴィオレッタ役のアンジェラ・ゲオルギューは初めてでしたが、とても美しくてヴィオレッタにはぴったりです。
相手役のフランク・ロパードが唄は上手いのですが、容貌がいまいち・・・・(笑)
ストーリーは単純です。
高級売春婦のヴィオレッタが、結核で死んじゃう話です。(簡単すぎ?(笑))
もうちょっと詳しく書くと・・・・
そのヴィオレッタに惚れた若造がその女に囲われてプライドを傷つけられたと勝手に大騒ぎして、
挙げ句に決闘をして追放され、ヴィオレッタが死ぬ間際に帰ってきて「すんません!」と言って
ヴィオレッタが死んじゃうって・・・・(ちっとも詳しくない?(笑))
まあ、なんともありがちなラブ・ストーリーです。
(オペラでは、あまりストーリーは気にしない方が・・・・(笑))
そんなストーリーでも、見応えのあるのが衣装です。
最後の死ぬシーンは、まあ普通のパジャマなので置いといて・・・・
それ以外のドレスはさすがに見事!これはどんな「椿姫」を見ても、とにかく豪華です。
そして聞き所は、やはりヴィオレッタ。
当然ソプラノ歌手がやりますが、このヴィオレッタの場合ソプラノの中でも「リリコ」という可愛い声(叙情的)を
使うシーンが多いのです。
所が、後半になるとドラマティコのソプラノに変わります。
このドラマティコ、可愛いどころか迫力のある歌い方が出来ないと務まらないんですね。
前半は男に惚れるヴィオレッタの可愛さでリリコ、後半は「ああ!私は死んでしまうんだ!」と嘆き悲しむドラマティコ。
この両方を使い分けるのが、難しいと言われています。
しかも全編出ずっぱりで、常に歌います。
これも相当の体力が必要になってくると思います。
つまりただのソプラノ歌手では、なかなか出来ない役柄なんですね。椿姫は・・・
ただ一つ足りないのが、一番有名なアリアでヴィオレッタが歌う「ああ、そはかの人か」から「花から花へ」の曲。
その唄の最後の一番の高音が出なかった事。(出さなかったのかも知れませんが・・・・)
まあ、これはマリア・カラスが勝手に高音を出して、それが定番になっていただけの話なので
本当は大したことではないのですが、やはりあの一番高い声が聞きたかった・・・・(笑)
でも、この2曲も最初の曲がリリコ、「花から花へ」はコロラトゥーラという唱法を使います。
全く違う歌い方をさせられる「椿姫」は本当に難しいと思いますが、
そんなこと知らなくても楽しめるとてもいいオペラだと思います。
それにもまして、指揮がサー・ゲオルグ・ショルティ、演奏もステージもコヴェント・ガーデン王立歌劇場。
これだけでも買った価値がありました!
今後、このシリーズは65巻まで続くとのこと・・・・!!
古いオペラもあるかも知れませんが、それはそれで楽しみ。
クラッシックに関しては、新しいものがいいとは限りません。
古くても優れた演奏が沢山あるんです。
東京、鎌倉にいたときは、オペラもクラッシックの演奏会にも行きましたが、
今では殆ど見ることも聞くことも出来ません。
生で見る方が本当はいいに決まっていますが、こればかりは仕方ありません。
でもこうして田舎で好きな時間にオペラを見られることも、幸せかも知れませんね。
オペラをちょっと見てみたい!とかもし思われたら、DVDの貸し出しをしますよぉ!!
但し、私が見終わった後でですが・・・(笑)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
こんにちは!
返信削除椿姫素晴らしい作品ですよね。
実は20年弱前に(凄い昔だ!!笑)
小説を読んで以来ずっとファンです。
友達の誕生日とかにもプレゼントした事が
ある位です(笑) その椿姫のオペラ!
考えても見なかったです!
HANSSさんの記事を、きっかけに
是非私も近々オペラデビューしてみようかな?
と思いました。
四国の旅行といい、HANSSさんの生き方は
本当に素敵ですね! 刺激になる事が沢山です。
昔々、バイク乗りだった頃に平尾台には良く
遊びに行っていました。
本当に平尾台は素敵なところですよね☆彡
心無い方によって自然破壊が進んだり
しているとニュースで言っているのを聞きました。
そのニュースを聞き胸が痛みました・・泣
いつまでも美しい平尾台であって欲しいですね・・。
>Lucyさん
返信削除こんにちわ!
>>実は20年弱前に(凄い昔だ!!笑)小説を読んで以来ずっとファンです。
そうですか!アレクサンドル・デュマ・フィスが原作ですよね。
私も同じく、わか〜〜〜い時に(笑)読みました。
舞台でのオペラはどうしても心理描写などの部分が難しくなってしまい、小説の方が分かりやすいですね。
以前フランコ・ゼフレッリという映画監督(青い珊瑚礁とかロミオとジュリエットとか撮った人です)が
この椿姫を映画化しました。
全編オペラでの映画ですが、心理描写の部分も映像で表現したりしてとても素晴らしい映画になっていました。
私もDVDではなくてレーザーディスクっちゅうふる〜〜いモノで持っていますが、何度見ても泣けます。(笑)
>>是非私も近々オペラデビューしてみようかな?と思いました。
多分一度見られると、とりこにになると思いますよ。
本当にオペラは総合芸術の頂点にあると思っています。
いつでも貸し出しいたしますので、よろしかったどうぞ!
>>四国の旅行といい、HANSSさんの生き方は本当に素敵ですね! 刺激になる事が沢山です。
とんでもありません!残された余生をどのようにワガママに生きようか?と考えているだけです。(笑)
>>心無い方によって自然破壊が進んだりしているとニュースで言っているのを聞きました。
>>そのニュースを聞き胸が痛みました・・いつまでも美しい平尾台であって欲しいですね・・。
以前は平尾台の人たちが守ってきましたが、国定公園になって、県や市が平尾台を牛耳るようになりました。
県や市が開催する「平尾台ウォーク」みたいないろんなイベントで大勢の人たちが山歩きをなさいます。
そうした方達がその後勝手に入り込んで、野花などを根こそぎ取って行ってしまいます。
それまでは誰も知らなかった花なのに、そんなイベントをやることで花がなくなっていったと平尾台の人たちは言います。
兄夫婦はご存じの通り平尾台の百姓です。
ある日畑に野生の花が咲いていたので、義姉が畑の外に植え替えようとしたら
通りすがりのハイカーに「花を取るんじゃない!」と怒られたそうです。
本末転倒ですね。
平尾台を守ってきたのは平尾台の人たちです。
それをもっともっと理解して欲しいと、心から思います。
自然観察センターの人たちも最悪の人たちですし、自然を壊して作った「自然の郷」も最低です。
県や市は平尾台を破壊しているのを、気づいていないんですね。
とてもいいことをしていると、勝手に思い込んでいるようですね。
本当に平尾台を考えて欲しいと、つくづく思います。
その為には平尾台の人たちがどんなに必要かも分かって欲しいですけどね・・・・
定期購読!参加です(笑)
返信削除オペラも、初めはなんだか凄そう!というか、とても非日常の別世界だと思えたのですが、一度、垣間見てしまうと面白いですね!
解説付きのDVDは、まだまだ初心者の私にもぴったり?(笑)
>Lucyさん
はじめまして!
北陸は金沢から、ちょこちょこ参加しているkeikoです。
また平尾台へぜひ足を運んでくださいね!
>hanss
>>平尾台を守ってきたのは平尾台の人たちです。
>>それをもっともっと理解して欲しいと、心から思います。
何度伺っても、いつも思うのは、平尾台に住んでいらっしゃる人達の、絆というか、いい意味での繋がりは、本当に素敵ですね!
若者が、平尾台から離れたくないというのも頷けます。
いろいろと大変な事も有るかもしれませんが、ぜひ今のままの平尾台を残していって欲しいですね!
> keiko
返信削除>>定期購読!参加です(笑)
>>解説付きのDVDは、まだまだ初心者の私にもぴったり?(笑)
そう、そう!解説が付いているのもいいよね!
こないだから、蝶々夫人、カルメンと立て続けに見ました。
また、ここでちょこっと書こうと思ってます。
でも、それやってたら65回書かなくちゃいけない?
うぅ・・・・それも大変だぁ!(笑)