
昨日、横山浩平さんというバリトン歌手のリサイタルに行ってきました。
実はこの横山さんは、 luóbo のお客様でもあります。
luóbo のご近所にクラッシックのピアノを弾く方がいらっしゃるのですが、
その方が時々横山さんの歌の伴奏をしたりしているのです。
で、そのご近所の方が最初にお連れくださいました。
そんなご縁でリサイタルに行くことに。
ご一緒に行かれたのはお店のお客様の、ゆみゆみさんとkunibouご夫妻、坂口様ご夫妻、坪根様。
私を含めて総勢6名。(なんかヘンな取り合わせでしょうか?(笑))
会場は戸畑の「ウェルとばた」。
中ホールで300人の収容人員なんですが、満席!
曲はシューベルトの歌曲から始まってブラームスの歌曲、日本の歌曲、そしてオペラのアリアでした。
彼の声はとても素晴らしい声です。
中音から高音の声の伸びは聴き応えのあるものでした。
ただ、低音はちょっと聞き取りにくいくらいで、重さにも少し欠けるような感じでした。
それと全体的に奥深さがちょっと足りないような・・・・
でも、あの若さです。今後はもっと素晴らしい声を聞かせてくれると思います。
そしてその夜ゲスト出演なさったのが、彼の師匠である浅田啓子さんというソプラノ歌手です。
多分、お年は60歳に近いと思います。
実は私は東京にいた頃から、オペラが大好きでした。
日本の劇団のオペラはあまり見なかったのですが、たまたま二期会のオペラを見たときに
その浅田啓子さんの舞台を拝見しました。
題目は実は忘れてしまったのですが、というよりやはり日本の劇団のオペラはまだまだ・・・・
という感じだったのでハッキリ言ってつまんない!って感じでした。
でも、浅田啓子さんは覚えていました。
きっと良かったんでしょうね?
勿論最近は日本の劇団のオペラもレベルが高くなってきていて、二期会も藤原歌劇団もとても良くなったと聞いています。
特に藤原歌劇団は私も何度か足を運びましたが、見るたびに良くなっていくのが分かりました。
で、その浅田啓子さん、実はこの夜の私のお目当てはこの方でした。(横山さん!失礼!(笑))
最初にシューベルトの歌曲を歌われたのですが、私が持っているキャスリーン・バトルのものと
あまりにも違いすぎてちょっと困惑してしまいました。
確かにうまいのですが、やはりお年のせいか高音があとちょっと・・・って感じです。
が、最後の方のオペラのアリアになると「さすが!」と唸ってしまうほどステキでした。
やはり高い音は少し出にくくなっていますが、そこは歌のうまさでカバーします。
特にトスカの「歌に生き、恋に生き」は、なかなかの迫力でした。
アンコールで歌われたジャンニスキッキの「私のお父さん」も伸びやかでとても素敵でした。
石川県にいるときに琵琶湖ホールというのが出来て、こけら落としにミレッラ・フレーニが来ました。
その当時テノールでは飛ぶ鳥を落とす勢いのホセ・クーラと一緒です。
その時ミレッラ・フレーニはとうに60歳を超えていたと思います。(1935年生まれなので今年73歳。)
でもその歌声は本当に素晴らしいものでした。
若手ナンバーワンのホセ・クーラの迫力も凄いものがありましたが、全然引けを取りません。
それどころか、ホセ・クーラを引っ張るくらいの勢いでした。
年を取ると声は衰えます。声の伸びや艶もどんどんと失われていきます。
マリア・カラスも、ソプラノからメゾソプラノへ変えるくらいに高い声は出にくくなります。
そういう事を考えると、ミレッラ・フレーニも凄いですが、昨夜の浅田啓子さんも素晴らしいとつくづく思いました。
美しい音楽を聴いた後皆さんで食事をしましたが、帰りの車の中でシューベルトの歌曲を聴きながら帰りました。
久しぶりに音楽に酔った気分で、とても心地よいひとときでした。
またオペラが聴きたい!と思いました。
今夜あたりDVDでもひっくり返してみましょうか・・・・
それにしても若い横山さん、今後が本当に楽しみです。
またこういう機会を作っていただいて、彼の成長を見続けたい(聞き続けたい?(笑))と思います。