2009年7月30日

水の話・・・・

山口県や福岡県で、大雨による災害がありました。
今更ですが、被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。

私も北九州に住んでいますが、ここは平尾台。
雨の量が凄い!ってのはわかりまたし、ニュースでも沢山の被害が出ていることも知っていました。
でも、その大変さとかは決して分からないんですね。

一昨日、兄たちが朝出かけようとしていました。
トラックにユンボを乗っけてます。
「どこ行くん?」って聞いたら、叔母の所だと。
雨で土砂が流れてきて、畑が大変な事になっているとのこと。
で、私もおまけでついていきました。
仕事があるので手伝いは出来ないものの、せめてお見舞いくらいは・・・と思って。
叔母の家に着いて、畑を見たらホントにびっくり!
無数の小さな石からデカイ50c以上もあるような石まで、まあその量の凄いこと!
畑を完全に覆っています。手塩にかけた野菜達は諦めざるを得ません。
水の勢いの凄さを、見せつけられました。
叔母も一応役所の方に連絡したらしいのですが、こんな狭い個人の畑をお役所が何とかしてくれるはずもありません。
で、兄たちの出番となったのです。
ユンボで石を2トントラックに乗せて、指定の場所に持っていくのですが、一日20往復くらいしたそうです。
一昨日と昨日と二日かけてやっているのですが、まだ終わりません。
最終的に畑の半分は、流れてきた石を利用して駐車場にすることになったそうですが、それも終わっていないそうです。
こんな小さな畑を襲った大雨の実態を見て、ニュースで見た被害の大きさがどれだけのものか!
テレビを見て「大変だよねえ・・・」とか思ったとしても、それは結局は「人ごと」なんですね。
でも、狭い畑に手塩をかけて作った野菜が全滅するのを見た叔母はきっとそのニュースを見て、
本当の意味で「人ごと」ではなかったと思います。
叔母がつぶやいた「防府の被害から比べれば、大したことない」と言ったのがとても印象的でした。
よくニュースで「人ごとじゃないですね」とか「自分たちにもいつかは降りかかってくるかも知れない」とか
言いながらも、結局は「人ごと」で終わってしまっているような気がします。
今回私も叔母の畑を見て反省することしきりですが、結局はどうにもならないのが現状ですね。
悲しいことに本当に自分に降りかかってこないと、その大変さは分からないってことですね。
かと言って、降りかかって来られても困りますが・・・・

大雨の被害はテレビの中だけと思っていた私に、こんなに身近に被害があったとは・・・・
元来、はちゃめちゃな叔母です。(笑)
父のお葬式の時も大笑いしたり、大泣きしたり・・・
それはそれはあっけらかんとした、でかい腹をもった人で私も大好きな叔母です。
また半分になった畑を耕して、美味しい野菜を作るでしょう。
今回手伝いも出来ませんでしたが、会えただけでも良かったと思いました。
又、近いうちに会いに行こうと思います。


流れてきた石が畑の門を突き破って、畑の中にどっさり!


すぐ上の水路も石でびっしり!
今後雨が降ったら、この水路から水が流れないのでまた石が畑を襲います。
これも全部、取り払わなければなりません。


せっかく作った「つくねいも」も結局捨てざるを得ません。


すぐそばにキンカンの花が咲いていました。
初めて見たので感激です。

2 件のコメント:

  1. 平尾台には大きな被害が無くて良かったと思っていても、
    やはり身近に被害に遭われた方もいらっしゃるのですね。
    あんなに沢山、石が流れてくるなんて!叔母様含め、人に被害が無くて、ほんとに良かったです。
    あらためてお見舞い申し上げます。
    ほんとに、自然災害が起こる度に、人間の無力さを感じますね。言葉にするのは簡単なことですが、こういう現場を見てしまうと、後片付けもそうだし、大変な負担がかかることを感じます。
    その中で、もしかしたら何かが出来るかもしれない。
    そう思いたいですね。

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  2. お見舞い申し上げます。
    災害は本当に怖いです。人ごとではありません。
    あれだけの石を何往復も!
    y兄ここでも、大奮闘ですね!
    本当にお役にたつお兄様をお持ちで!
    最後にキンカンの花で閉めたところが、心なごみました。

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