2010年3月14日

ミラノとパリのコレクション&インターネット!











セシルカットのジーン・セバーグです。
「悲しみよこんにちわ」「勝手にしやがれ」「ペルーの鳥」・・・・
大好きな女優さんでした。



インターネットのおかげで、私もこんな田舎に住んで仕事を続けることが出来るようになりました。
買い物も何不自由なく出来ます。
そして最近ではなんと!
ミラノコレクションのドルチェ&ガッバーナが2011年の秋冬のショーをiPhoneで配信しました。
当然生中継です。これは2月の末のことだったのですが、3月10日はパリコレのLouis Vuittonが生中継しました。

私の母は87歳くらいですが、彼女が若かった頃ファッションの流行は映画からだったんです。
私の知っている限りでも、映画から沢山のファッションが流行りました。
例えば普段なにげにきているイギリス風の縄編みのセーター。
これはグレタ・ガルボが流行らせたようですし、ニットもシャネルが最初に発表しましたが、
流行ったのは映画のおかげだそうです。
フランス映画でジャクリーヌ・ササールが着ていた「ササール・コート」、
Tシャツも「エデンの東」でジェームス・ディーンが着てから流行ったり、
「勝手にしやがれ」というフランス映画の中でジーン・セバーグが着ていたボーダーのTシャツ、
やはりジーン・セバーグが「悲しみよこんにちわ」の中でのヘアスタイル、セシルカット。
最たる所ではオードリー・ヘップバーンのサブリナ・パンツ、サブリナ・シューズ、ヘップバーンカット・・・・・
本当に当時は映画からファッションを学んでいたんですね。
そうして、そのう~~~んと後に(笑)私がファッションの勉強を始めた頃でも、
例えばパリコレなんかは2ヶ月か3ヶ月くらい経って、ようやく雑誌などに掲載されるくらいでした。
外国からのファッション雑誌も船便しかないので、1ヶ月以上かかります。
それに値段も高かったので、学生の身分ではとても買うことが出来ませんでした。
それが今ではインターネットで、しかもiPhoneで生中継で見られるようになったんですから!
パリコレもミラノコレクションも、普通の人はとうてい見る事はできません。
海外だからということではなく、東京コレクションですらなかなか見る事が出来ません。
私はたまたまファッション評論家に知り合いがいたりしたので、東京コレクションはよく見ていましたが、
普通の人が見たいと言ってもまずチケットが手に入らないんです。
先日NHKのBSで、東京ガールズコレクションという今の若いコ向けのショーをやっていました。
これは入場料を払うので、基本的には誰でも入ることが出来ます。
ですが、東コレやパリコレ等のコレクションはメディアの人か、そのブランドの超顧客でないと入れないんです。
そんな限られたショーを世界中のiPhoneユーザーに開放するなんて、これはホントに面白い現象になりました。
まだドルチェ&ガッパーナとD&G(ブランドが違います)そして今回のルイ・ヴィトンだけですが、
これからもっともっと増えていくかもしれません。
シャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドはかなりのMac好き(iPhone好き)みたいですからねえ・・・
(iPhone用のアプリは、シャネルが最初だったと思います。)
母の時代からしてみると、もの凄い進歩です。
いえ、いえ、私の時代からしても、もの凄い変わりようです。
ホントに便利なネットです。
音楽も、簡単にダウンロードして聴くことが出来るようになりました。
アメリカでは映画もテレビ番組もiTunesで配信しています。
4月にiPadが発売されると、アメリカでは本もiTunesで売り出されます。
日本では著作権の問題とかでなかなか進歩しませんが、iTunesで日本の音楽が売れるようになったように
いつかはそういう時がくるでしょう。
楽しみですね。
てか、それまで生きてるかしらん?(笑)

1 件のコメント:

  1. ん、知らなかった情報がまたしても沢山?(笑)
    んー、ほんとですよね〜!
    次々に出てくる新しい便利な事。でもアンテナを張っていないと素通りしてしまうのね(笑)。
    コレクションの情報が、こんなにあっという間にネットで隅々まで見られるようになるとはね。
    でも!iPadは楽しみですね!

    返信削除