2009年1月6日

等覚寺

「とかくじ」と読みます。苅田の山奥にある小さな集落です。
苅田の山奥?そう、平尾台の裏側にあるんです。
最初はお寺の名前だと思っていました。
以前ウィキペディアで「日本の100!」みたいなのを見ていたら、
「日本の原風景100選」の中に入っていたんです。
いつか行ってみたいと思いながら、なかなか行けずじまいでした。
入り口は平尾台の行橋側からの入り口(椿市)を平尾台から行くと左折してそのまままっすぐ行きます。
そうすると集落があって、その途中に石屋さんがあります。そこを左に曲がって山の中に入っていきます。
激狭道路です。(笑)数分もしないうちに右手に鳥居が見えてきます。
そこが、国の重要無形民族文化財にも指定されたお祭り「松会」の会場でもある「白山多賀神社」です。
そこからまだまだ登っていくと、右に行く道とそのまままっすぐの道が交わる所があります。
まっすぐ行く方の道は舗装もしていませんが、まだまだ普通に行けます。(笑)
途中平尾台で最大の洞窟で国指定天然記念物の青龍窟もあります。
どんどん行くと平尾台の裏側の方に出るんです。
最後の方になると右側に大きく曲がって、急な上り坂になります。
さすがにそれ以上は行けませんでしたが、それを登っていくと luóbo でよく見かける
パラグライダーの発着地になっているそうです。
そこで私たちはUターンして戻り、先ほどの分かれ道から別の道路に入りました。
舗装はちゃんとしています。
うす暗い森の中から抜けたとたん、本当に美しい景色に出会いました。
猫の額のように狭い田んぼが数段にもなっている棚田。バックは平尾台。民家は数軒。
ここが等覚寺かあ・・・・・・
ホントに日本の原風景で感動!
こんなに素晴らしい景色が、こんな近くにあったとは!!
本当に感激でした。
小倉側の平尾台はセメント会社のおかげで無惨な姿になっています。
行橋側はまだいいのですが、眺めがいまいちです。
でも、苅田側のこの等覚寺地区。
最終的に平尾台の中心には来ることが出来ません。(車では)
だからこそ、こんなに美しい景色が残ったのでしょうか?
人の心に訴えかけるような風景には、なかなか巡り会えません。
まして人が住んでいるところでは、訴えてくるものは本当に少ないと思います。
ここ等覚寺は、人々が住んでいる景色が美しいんです。
1000年続いているという「松会」というお祭りも、一度は見てみたいと思いました。
等覚寺の人たちは皆さん山伏の末裔だそうです。
その方達が守り続けたお祭りだそうです。
青龍窟もその山伏達の「奥の院」だったそうです。
中には朽ち果てた石仏などもあるそうです。
そういう修行を積むための等覚寺地区だったんですね。
平尾台にいらしたついでにでも、寄ってみて下さい。
なんだか「なつかしい気持ち」になれると思います。
ただし、大きな車では行かない方がよろしいかと・・・・(笑)

おまけ
松会が行われる「白山多賀神社」。
ということは、以前私が住んでいた鶴来の神社「白山比咩神社」の分家でしょうか?
白山比咩神社も、山岳崇拝宗教ですし・・・・


白山多賀神社です。奥まで行きませんでした。
理由は、ここが等覚寺なのか何なのか分からなかったからなんです。
なにせそれまで等覚寺というお寺があると思っていましたから・・・・(笑)


のんびりとした風景です。なんだか懐かしくなります。四季折々来てみたいと思いました。

3 件のコメント:

  1. 案外身近に、隠れた日本の原風景が有るのかもしれませんね。素敵な風景でした。
    年もかわったことだし、新しい目で、少し周りを見てみようかなと思います(笑)。

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  2. > keiko
    >>年もかわったことだし、新しい目で、少し周りを見てみようかなと思います。
    周りも大事だけど、自分も見なくちゃね!(。_・☆\ ベキバキ

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  3. ひょえ〜!自分を見るのはなかなか難しい?(笑)
    解っちゃいるけど、やめられない、、、って言っている場合じゃない!ですね〜。。トホホ(笑)

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