2009年9月24日

かにみそ

今日の午前中、のっそりと兄がやってきて「今日は、かにみそがあるぞ!」と一言。
ん?かにみそ?なんじゃ?そりゃ?
ってんで倉庫に行ってみたら、もうすでに調理中。
そういえば、数年前にも食べたことがあるなあ・・・・・
で、その作り方。
まずはカニ。ツガニという名前の川ガニです。
獲れたところは国東半島の大分空港近くの河口だそう・・・・
実は昨日そのカニを持ってきて下さる方が来ていて、兄が「今年は、かにみそまだやなあ・・・・」
なんぞ言ったものだから、早速獲ってきたらしいんです。
っつうことは、きのうの夕方にその場所に行って仕掛けてきて、今日獲りに行った?
まあ・・・・わざわざ・・・・・国東半島まで・・・・・(笑)
で、そのツガニの甲羅をはずします。甲羅は使いません。
残った身と足を石臼に入れて、細かく砕きます。
そこに味噌を入れて、またまた細かく砕きます。
そこに水を入れて薄めて、ざるで漉します。
(この時漉したものは、まるで泥水のような色です。ホントに食えるんかいな?(笑))
漉したものをカニのミソ等と一緒に鍋に入れて、火にかけます。
沸騰してきてしばらくすると、すりつぶしたカニの身がふわふわと浮いてきて固まってきます。
それと同時に濁っていた泥水のようなおつゆが、す〜〜〜っと透明になっていきます。
すこし煮れば出来上がりです。
ざるで漉して残ったツガニの粉々状態のものも、二次利用します。
ざるごと鍋に入れて水を足し、暫く煮るとツガニの美味しいおだしが出来ます。
それを洗ったお米に水の代わりに入れお塩で味付けして、ご飯を炊きます。
この時ガス釜ではなく、電気釜じゃないといけないそうです。
ガス釜でやるとお米が煮えないし、焦げ付くだけだそうです。
で、今日のランチはツガニの「かにみそ」と「カニご飯」でした。
カニの香りがむせるくらいにする「かにみそ」と、ふんわりカニの香りのする「カニご飯」
美味しい美味しいランチでした。
具など一切入れない、素朴なカニの利用法。
カニの身を食べるのではなく、食べられそうにないちいさなカニを利用した郷土料理。
兄の話だと、私の父方の祖母は作っていたそうです。
でも、兄も姉も作り方は知りませんでした。
今回作って頂いた方(ツガニを捕まえてきてくれた方)は、宮崎の出身だそうです。
九州の広い範囲で食べられていたのではないかと、想像がつきます。
こんな手間暇かかる郷土料理。
今では作る人も殆どいないと思います。
私たちの周りにはお金さえ出せば、簡単に美味しいものが手に入ります。
豪華なフランス料理やお懐石料理などは、どこででも食べることが出来ます。
でも、こんな食べることの出来なくなった郷土料理を頂けた今日は、本当に贅沢な気持ちになりました。
明日から四国行脚です。(笑)
見つからないかもしれないけど、こんな贅沢なお料理が食べたいと思います。


私が行ったときは、すでにツガニも甲羅をはがされていました。
大きいもので、甲羅の大きさが7〜8cくらいです。


石臼に入れて、餅つきの時の杵でつぶしました。
もう、お味噌も入っています。
これに水を足して、ざるで漉します。


それを火にかけて、煮立ったら少し煮ます。
この状態は沸騰する寸前です。


漉したカニから、出汁を取ります。
ざるごと鍋に入れると、後が楽ですね。


出来上がった、ほっかほかのカニご飯です。
ほんのりカニの香りがします。
色も少し黄色くなります。


こちらが出来上がった「かにみそ」。
「かにみそ」という名前はカニと味噌を合わせたネーミングなんでしょうか?
カニのミソとは違うような・・・・・・

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