アップルを追われたスティーブ・ジョブスがアップルに再び戻ったときに展開した「think different」キャンペーン。
1998年の事でした。
このコマーシャルは、私の頭と心の中に叩き込まれました。
人が人として生きていく上での根本みたいなところを言っています。
何度見ても感動する、素晴らしいコマーシャルです。
「クレイジーな人がいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。彼らの言葉に心打たれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にも出来ない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。
彼らはクレイジーと言われるが、私たちは彼らを天才だと思う。
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから・・・・。」
(この言葉は1951年に書かれたアメリカの小説家
Jack Kerouacの「On the Road」から引用されたそうです。)
このコマーシャルに出ている人物はアインシュタイン、ピカソ、ムハマッド・アリ、
マイルス・デイビス、マリア・カラス、エジソン、ヨーコ・オノとジョン・レノン・・・・・
他にも時代を変えた沢山の人たちを映像やポスターを通して展開しました。
勿論日本人もいます。黒澤明、手塚治虫、そしてSonyの盛田昭夫さん。
(多分ポスターだけだったような気がします。)
そう、この当時のアップルは最悪の事態でした。
そんなアップル(スティーブ・ジョブス)が尊敬する日本人の一人として、盛田さんを取り上げたと思います。
「Sonyに追いつけ、Sonyを追い越せ」でやってきたのではないかと思うくらいです。
そのSonyが最新の雑誌(週刊東洋経済1/31号)で取り上げられています。
「iPod王国に今後、ウォークマンは戦いを挑まない」とオーディオ・ビデオ事業部門の幹部が発言したそうです。
つまりアメリカやイギリスなどiPodが圧倒的に強い市場には、ウォークマンの新製品を大々的に投入しないとの事。
これは事実上、iPod敗北宣言です。
それと以前ここでも何度も取り上げましたが、アメリカで作られ販売されているiPod、iPhone周辺機器を
日本を含む各国市場で順次発売するそうです。
また昨年の10月に、世界のSony社員に行った意識調査の結果も載っているそうです。
それによると、社員の約4割がパナソニックの製品の方が品質が高いと思っているとのこと。
雑誌の特集の最後は中鉢社長のインタビューが掲載され、研究開発を続けても相応の利益の出ないモノは切り捨て、
Sonyがリードしていないと認めた場合は外部から買ったりしてでも、キャッチアップすべき!だと述べているいるそうです。
Sonyらしさを聞くと「ウォークマン」と誰もが言うがそれはヒットした商品で、利益を出さないとSonyらしくないと言われる。
ようは、勝ち続ける事がSonyらしさであって、いつ製品になるか分からない研究は無駄だと言い切っているそうです。
かつてはアップルが憧れたSony。
私はSonyの悪口を書いているように思われるかも知れませんが、ホントのところSonyの体制が嫌いなだけなんですね。
そして目が醒めるような新製品がない!というのも事実です。
AIBOはなんだったんでしょう?ローリーはどこに行ったんでしょう?
大金をかけて開発したものが、人をバカにするようなモノだったんですからね。(私的な意見です。(笑))
中鉢社長の言うように、勝ち続けないと意味がないんですよね。
アップルもひょっとしてそのうち、今のSonyのようになりうる可能性もあります。
でも、この「think different」がアップルの基本姿勢として今後も続けば、Sonyのようにはならないと思います。
私もこの「think different」を基本に、仕事にも自分にも他の誰とも違う自分を全うしたいと思います。
そしていつかSonyも世界をあっと言わせる素晴らしい製品を作って、アップルと競って欲しいと心から思います。
日本人の技ですらアップルは見逃しませんでした。(iPodの鏡面仕上げ)
日本が見過ごしてしまった、素晴らしい技術や叡智をもう一度見直して欲しいと思います。
ちなみに「think different」は正しい英語ではありません。(笑)
正しくは「think differently」が文法的に正しいそうです。
つまり「think different」はアップルの造語なんですね。
もひとつ・・・・
この「think different」キャンペーンの数ヶ月後、あの世界をあっと言わせたiMacが出ました。
そう、ボンダイブルーのあのiMacです。
当時インテルとマイクロソフトが開発していたにも関わらず、
どのメーカーからも採用されていなかったUSBを搭載しました。(笑)
当然、フロッピーディスクを捨てました。(笑)
今ではUSBは当たり前になりましたが、私と keiko がそのiMacを並んで買ったときには
USBの周辺機器そのものが、なぁ〜〜〜んにもありませんでした。(笑)
純正のキーボードとまんじゅうマウスだけ。(笑)
サードメーカーから最初に出たのが、USBのフロッピー。当然、買いませんでした。
そんなものを買うと、過去にしがみついているような気がして・・・・・(笑)