2009年6月4日
インターネットの力
こんな素敵なビデオを見つけました。
一人の男が、ただただダンスしてるだけです。(しかもヘタ!(笑))
でも、面白いのが世界中でダンスしているんです。
だからなんよ?って言われたらお終いですが、私はこのビデオを見てちょっと感動さえしました。
こんなビデオを見せられても、ただ男がダンスをしてるだけじゃん!って思う人はそれでいいと思います。
でも、こんなつまんないビデオがインターネットに流れて、みんなが見て、みんながダンスに参加したりして・・・・
しかも世界中で!
これってホントにインターネットの力だと思いました。
そしてそのくだらないけど、ほのぼのとしたダンスに参加した色んな国の人たち。
言葉はなくてもダンスで何かを共有出来る、もの凄い力を持っているとつくづく感じました。
たまたまこのビデオを見たその日の夜、NHKでシンガーのゆずの一人がアフリカを旅して難民の子供達を取材していました。
作られたNHKのドキュメンタリー、ゆずという名前を使った難民の子供達の取材。
あまりにも不愉快で、途中でチャンネルを変えてしまいました。
ただの売名行為に見られても仕方がないくらいに、つまらないものでした。
(私は決してゆずが嫌いではありません。特に好きなわけでもありませんんが・・・・)
既存のテレビのコンテンツには人を感動させられる番組が、非常に少なくなってしまったような気がします。
それに比べて人に感動させることを目的としたわけではないただのダンスが、
インターネットを通じて「面白い!」だけじゃない「なにか」を見る人に与える事が出来るのです。
前にも書いたようにこのビデオを見て「くっだらねえ!」と思う人もいるでしょう。
それはインターネットの力をまだ信じていない人だと私は思います。
昨年末、我が家のテレビも地デジを見ることが出来るようになりました。
今まではNHKのBSとスカパー!だけだったので、それから比べれば沢山のテレビ番組を見ることが出来るようになりました。
それから半年。
結局見ているテレビは、以前と変わりません。
地デジで見られる既存のテレビの番組は殆ど見ません。
最近NHKのBSもつまらなくなりました。みょ〜〜に若者に媚びた番組が多くなったんです。
今ではテレビを見るのはスカパー!の映画しかないくらいです。
それに比べてインターネットの世界はどんどん広がっていると思います。
こんなつたない文章を書いている、私のblogもしかりです。
(勿論他の人のblogも、沢山拝見させていただいています。)
とても個人的な考えをインターネットで配信して、たとえ共感してくれる人が一部の人だけだとしても
発信することに意義があると私は思います。
このダンスのビデオはそれを見せつけてくれました。
ネット上に公開されている個人的なビデオもそうでしょう。
それを見た人が「面白い!」と言って共有する。(たとえ一部の人だとしても)
共有=共感。
視聴率を競う今のテレビにはない素晴らしいものを持ったインターネットの世界に、
私はいろんな人たちと共有・共感していきたいとつくづく思いました。
インターネットはバーチャルな世界だという人もまだいます。
確かにバーチャルな部分もありますが、今私が普通に買い物をして普通にビデオを見ているのは
リアルな部分なんです。
そして「共有・共感する」と言うことは感性の部分だと思います。
感性を揺さぶるものは、決してバーチャルだとは思えません。
美術館に行って絵を見て感動するのと同じだと思っています。
それが今では、個人的なビデオを見て感動出来る時代になりました。
そして沢山の事を考えさせてくれました。
これはホントにインターネットの力だと思います。
ちなみにこのビデオを詳しく解説した方もいらっしゃいます。
旅の途中でお金がなくなった時にスポンサーがついたとか、流れている音楽の事とか詳しく書かれています。
他にも1作目とか2作目とかもあります。
こちらです。とても面白いと思います。
是非ご覧になってください。
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はじめは、「だから何なの?」と思いましたが、見ているうちにだんだん口元が緩み、ビデオが終わる頃は、微笑んでいました。暖かいものが伝わりますよね!
返信削除言葉なくとも、人間は共存できるものですね!
次回 平尾台に来ていただければ、こぞって参加したいです。
ダンシング・マット、でしたっけ?
返信削除インターネットの力で、世界中の人々に知られるようになった、象徴的な有名人ですね。
ただ、へたなダンスを踊るだけ(笑)。
たったこれだけの事が人々の共感を呼ぶなんて。
今、visaカードのCMにも登場していますよね。
だんだんスポンサーがついて、話が大きくなると、また違ってくるのかもしれませんが、
最初の意図、というかたんなるきっかけ、それがここまで大きな渦を巻き起こしてしまうのですから、
やはり「インターネットの力」は、怖いくらい(笑)大きな物なんだと思います。
きっと、作為的でなく、ちょっとほのぼのとした気持ちになれる、ささやかな「気分」を、人は求めているのかもしれませんね。