2008年6月28日

絶滅危惧種



6月2日エントリーの「山歩き」で花の写真を載せて「教えてください!」と書きました。
で、コメントにてちょもらんま・ダリさんが教えてくださいました。
「フナバラ草」だそうです。知りませんでした!!
ちょもらんま・ダリさん!有り難うございました!

で、ちょもらんま・ダリさんのコメントをちょっと引用させていただきます。

>>絶滅危惧II類(VU・環境省レッドリスト)のようですね。

そうなんです。平尾台には絶滅危惧のお花が結構あるそうです。
コメントでお返事しようと思ったのですが、ちょうど私も平尾台の花のことを書いていた所でした。
以下、数日前に書いたものですが・・・・・

平尾台は野の花が沢山咲きます。
中には絶滅が危惧されている植物もあります。
luóbo では野の花を各テーブルに飾っています。
本当は採ってはいけないのですが、平尾台の人には採取権というのがあるそうです。
(ひょっとして平尾台に限った事なのかも知れませんが・・・
luóbo の花はうちの畑の所のものを飾っています。)
例えば farmer's serai は農業を営んでいます。
畑に野の花が咲いてしまった場合とか、農業に差し障りのある場合などは仕方がありませんよね。
平尾台が国定公園になったのは1972年。
農業はそれよりももっと前からですから、当たり前と言えば当たり前です。
でも平尾台の人たちは、昔から平尾台の花を守ってきました。
大事に大事にしてきたそうです。
花を採ったりしてもほんのわずかだけとか、少ない花は採らないとか、
平尾台の人たちの中で無言のルールのようなものがあるみたいです。
farmer's serai の現メンバーもそうです。
先日畑に咲いてしまった野の花を畑の外に植え直そうとしていたら、観光客のハイカーの人から
「花は採ってはいかん!」と怒鳴られたそうです。
花を植え替えてあげようとしているのに、(そういうことも知りもしないで)
ハイカーの人たちはマナーを守っているつもりなのです。
平尾台の花が減ってきたのは事実です。
farmer's serai の親分の話では、ここが国定公園になってからだそうです。
沢山の人が訪れて、平尾台の中央に(うちの近くですが)自然観察センターが出来、
「平尾台の珍しい花コーナー」みたいなのが出来て、
観察センターで「野の花を探しながら山歩きツアー」をやりだして・・・・・・
そうして「絶滅を危惧される花」になっていったと言うのです。
本来国定公園は自然を守るもの、それを守るはずの「観察センター」のような施設が、
結果的に花をダメにしていると farmer's serai の親分は言い切ります。
観察センターの人は平尾台を見回っています。観光客に「花を採ってはならん!」と言っています。
luóbo のお客様で普通のお洋服(山登りの格好ではなく)でうちにいらしたとき、
観察センターの横をちょっと歩いたそうです。
そしたら観察センターの人から「花を採るな!」と怒鳴られたそうです。
勿論花を採る気もありませんし、だいいちそんな花があるような所ではありません。
お客様も憤慨なさっていました。
そんな普通に歩いている人にまで、怒鳴ることはないと思います。
自分たちのしていることの方が、根本的に間違っているかも知れないのに・・・・・
luóbo のお客様だった方が、平尾台にお店を開きました。お住まいは平尾台の麓です。
で、お店の庭にパンパースグラスを植えました。
そしたらどこから聞いたのか「自然の郷」の園長とかいう人から電話がかかってきて、
「平尾台にない花を植えて増えたらどうするんだ!即刻引っこ抜け!」とのこと。
名前も最初は名乗らず、ただただ命令だけだったそうです。
それを聞いた farmer's serai のメンバーが「パンパースグラスなら、昔からあの人んちにあるよ!」
で、調べたらパンパースグラスは穂が飛んで増えることはないそうです。株分けでしか増えないそうです。
それをよく調べもしないで、怒鳴って電話をかけてくる神経が分かりません。
しかも平尾台には他の人も植えているのに、なぜその人達だけがいけないのでしょうか?
自分の庭なのに・・・・
しかも怒鳴ってきた「自然の郷」は自然を破壊して作った施設。
(広大な芝生のために、どのくらいの除草剤などが使われているのでしょうか?
又、自然の郷のおかげで地下水の流れが変わったとも言われています。)
そこにブルーベリーなどを植えて、観光客を誘致しようとしています。
鳥などがブルーベリーの実を食べて、種をどこかにばらまいてしまう・・・・なんてことは考えないのでしょうか?
パンパースグラスは株分けしないと増えませんが、ブルーベリーは鳥が増やす可能性があります。
昔はいなかった猪など今では大変な数です。それはどうなんでしょう?処理してくれるのでしょうか?
以前にはなかった花も、山には沢山咲いています。彼らは全部引っこ抜くのでしょうか?
そんなところを見たことありません。
(ただし平尾台の有志が道路端に植えたコスモスは、見事に引っこ抜きましたが!(驚愕!))
そういう自分の事は棚に上げて、人の悪口しか言わない公共の施設のやり方が大嫌いです。
luóbo の前に広い駐車場があります。市営です。
で、周囲は草ぼ~ぼ~、野良猫だらけの駐車場です。
(野良猫も野良犬も平尾台には本来いないはず、これも何とかして欲しいのですが・・・)
開け閉めを観察センターの方がやっているので、てっきり観察センターの管理だと思っていました。
そしたら「そこの管理はうちじゃない!」と、観察センターと自然の郷とでなすりあっていたらしいんです。
で、結局あまりにもひどいので、昨年一回だけ観察センターの方が草刈りをしていました。
その時私たちはみていました。そしたらセンターの長がこっちに近寄ってきて
「ボランティアでやってますから!」「ボランティアでやってますから!」「ボランティアで・・・・!」
うっさい!大きな声で何度も言わなくても聞こえてるわい!って言ったくらい何度もボランティアを強調します。
えっ?ボランティアって、だまってやるものじゃないの?
人に「これはボランティアだ。ボランティアだ!」って自慢するのはボランティアじゃないじゃん!
ですよね?しかも彼らの仕事の時間内です。
仕事が終わってからのボランティアでもなければ、休日返上のボランティアでもありません。
そんなボランティアって、初めて聞きました!
どちらも福岡県と北九州の公共の施設です。(「自然の郷」は第三セクター方式らしいですが・・・)
多分どちらの施設も管理してるトップの方は、どこぞのお役所を引退されて天下りをなさった方達でしょう。
平尾台の花を守ってきた平尾台の人たちに対抗意識を持っている方達・・・・・
このままでは本当に平尾台の花がなくなる日が来るかも知れません。(この二つの施設がある限り・・・・)
何もしないで、平尾台の人たちに任せておけば良かったのに・・・・
と、野の花達を見てたら、ついそう思ってしまいます。

1 件のコメント:

  1. フナバラ草!初めて、見ました!
    こういう花が、自然に生えているなんて、やはり、平尾台って、すごいですね。初めて翁草を見た感動が、蘇ります!(笑)
    絶滅危惧種という響きが、すこしもの悲しいですが、なんとか残っていって欲しいものですね。

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